2020年エグゼクティブの「情報収集」についての調査

<主な調査結果>
▶︎どの世代でも情報収集では「対面」を重視。特に40代・50代は「対面」が84.0%で1位
▶︎情報ツールはスマートフォンが95.1%
▶︎情報収集の1カ月のサブスク料金は「1万円以上」が 20.4%!1カ月に5万円という人も。
▶︎エグゼクティブ が普段利用しているニュースメディアは「日本経済新聞電子版」
▶︎コロナ禍でどの世代でも利用頻度が増加した情報メディアは「YouTube」
普段、情報に敏感な経営者・幹部クラスのエグゼクティブは、どのようにアンテナを張って情報収集をしているのか、また、コロナ禍で情報収集方法に変化はあったのかを、このたびリサーチいたしました。
▶︎情報収集方法については、全世代1位は「WEBサイト」77.7%という結果だったものの、「リアルコミュニケーション(対面)」が73.8%と僅差になりました。さらに40代、50代にターゲットを絞ると「リアルコミュニケーション(対面)」が84.0%で1位という結果に。WEBやスマホ、音声メディアなどさまざまな情報収集ツールがあるなかでも「対面」でのコミュニケーションが重視されているということですね。
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▶︎普段情報収集に利用しているツールは、「スマートフォン」が95.1%で1位。次いで87.4%が「PC」を使用しているという回答になりました。「ガラケー」を使っているという人も1.6%という数字が出ました。
▶︎近年月額使用料のかかる新聞系メディアや有料ニュースレターなど、情報収集においてもサブスクリプションサービスが増加しています。最も多い回答は「無料」が24.3%でしたが、次に多い回答は「1万円以上」20.4%でした。回答のあったなかで最高額は「5万円」でした。
▶︎エグゼクティブが普段使用しているニュースメディアは「日本経済新聞電子版」63.1%と最も多い回答となりました。次いで、「Yahoo!ニュース」「ダイヤモンド・オンライン」、「東洋経済オンライン」、という結果になりました。
▶︎エグゼクティブが情報収集を行う時間は、「帰宅後」という回答が69.9%で1位となりました。「テレワークなので随時行う」というコロナ禍ならではの回答も寄せられました。
▶︎コロナ禍での情報収集方法の変化についての回答は、どの世代でも「YouTube」が1位となりました。コロナ禍で自宅のPCと向き合う時間が増えたからかもしれませんね。
■経営者JP総研所長(経営者JP 代表取締役)井上和幸のコメント
ウィズコロナ下の状況も含めて、経営者・エグゼクティブの皆さんの情報収集のし方はどのようになっているのか、興味深く結果を拝見しました。まず、4分の3はなにがしかの有料課金型(サブスク型)媒体を使っているという事実が分かりました。かつての紙の新聞定期購読に変わって、エグゼクティブのベースの情報源にサブスク型メディアが浸透しているということを確認しました。
そして、「そうなの?」とも「そうだよね」とも思ったのが、情報ソースとして最も多く使っているのが「対面」であること。オンラインワークとなり、情報源もネット経由のものが根付いている中、経営者・エグゼクティブにとってはやはり、価値ある情報は「個別対面で得られるもの」ということではないでしょうか。恐らく今後益々、対面情報の価値は上がってくるものと思われます。面白いのは、コロナ後に利用頻度が急上昇したものはYouTube!若者だけでなくミドルシニアもいまや本より YouTubeアクセスなのですね(笑)。
当面、職業ランキング上位のユーチューバーは安泰でしょうか。
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