2020年の夏休みにエグゼクティブが読みたい1冊に関する調査

【主な調査結果】
■2020年夏休みにエグゼクティブが最も読みたい1冊は『シン・ニホン』本書を選んだ理由として「ニューノーマルのこの状況下で改めて読んでおきたい」、「将来を予測したい」、「著者の安宅和人さんが提言されたことを実現され始めており、今後の動き方を考えるうえで参考にしたい」などの声が寄せられました。
■いつも手元に置いておきたい座右の書、一番人気は全世界で愛されるベストセラー『7つの習慣』
そのほかで支持が多かったのは、多くの事例をもとに競争戦略の思考パターンを解き明かした『ストーリーとしての競争戦略』(著者:楠木建/東洋経済新報社)や、社会人として身につけるべき人間関係の原則を具体的に明示して、あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名著『人を動かす』 (著者:デール・カーネギー/創元社) 、2500年以上前から読み継がれてきた古典『論語』などでした。
■座右の書を持っている経営者は75.0%
いつも手元に置いておきたい座右の書はあるか伺うと、全体では62.9%が「ある」と回答。役職別に見てみると「ある」と回答した中でも経営者が最も多く75.0%、一方で課長クラスは最も少なく55.6%という結果になりました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響によって例年に比べ、巣ごもりの夏休みを迎える2020年。自宅で楽しめる映画や読書への需要が高まる今年の夏休みにエグゼクティブ各位が読みたい1冊について伺いました。
まず、2020年の夏休み読みたい1冊を伺うと最も多くあげられたのが『シン・二ホン』(著者:安宅和人/NewsPicksパブリッシング)でした。本書を選んだ理由として「ニューノーマルのこの状況下で改めて読んでおきたい」、「将来を予測したい」、「著者の安宅和人さんが提言されたことを実現され始めており、今後の動き方を考えるうえで参考にしたい」などの声が寄せられました。
また、いつも手元に置いておきたい座右の書はあるか伺うと、全体では62.9%が「ある」と回答。役職別に見てみると「ある」と回答した中でも経営者が最も多く75.0%、一方で課長クラスは最も少なく55.6%という結果になりました。
座右の書があると回答した方にその書籍名を伺うと、最も多くあげられたのが全世界で愛されるベストセラー『7つの習慣』(著者:スティーブン・R・コヴィー/キングベア―出版)でした。そのほかで支持が多かったのは、多くの事例をもとに競争戦略の思考パターンを解き明かした『ストーリーとしての競争戦略』(著者:楠木建/東洋経済新報社)や、社会人として身につけるべき人間関係の原則を具体的に明示して、あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名著『人を動かす』 (著者:デール・カーネギー/創元社) 、2500年以上前から読み継がれてきた古典『論語』などがあげられました。
今まで読んだ中でまた読み返したい本について伺うと、『ローマ人の物語』(著者:塩野七生/新潮社)が最も多くあげられました。本書を選んだ理由として「リーダーシップ、組織の在り方、政治等について幅広く考えさせられるから」、「ローマ帝国の盛衰からマネジメントについて学びがあった」などの声が寄せられました。
■経営者JP総研所長(経営者JP 代表取締役)井上和幸のコメント
新型コロナ感染は再拡大を続け、2020年の夏休み期間は誰にとっても「人生史に残る」特別な夏となりそうですね。
例年に比べて、おうち時間も増え、経営者・幹部の皆さんの読書時間・読書量も増えるのではないかと思います。
そのような中、どのような本を読みたいかについては『シン・ニホン』がNO.1となりました。NewsPicksさんのプロモーションも大きく影響しているのではないかと思いますが、時代の変わり目を捉えた一冊であり時宜を得ての1位かと思います。
一方で経営者・幹部の皆さんの座右の書は『7つの習慣』『人を動かす』といった古典的名著が多くあげられました。国難にあって経営者や幹部の皆さんが立ち返る場所は、やはり原理原則であるのでしょう。幹部の中でもより上位役職者になればなるほど、ご自身の座右の書をお持ちである比率が高まるというのも興味深いですね。
皆さま、ウィズコロナの2020年夏、充実した読書時間をお過ご頂き、秋以降の経済活動復活に備えましょう。
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