2020年エグゼクティブの「年末年始」についての調査

<主な調査結果>
▶︎忘年会・新年会をやらないのは「自主判断」。忘年会は「57.8%」、新年会は「68.2%」が自主判断で開催見送り/「会社からの通達」で開催見送りは忘年会「36.7%」、新年会「23.9%」。
▶︎開催派は、忘年会「83.3%」、新年会「85.7%」がオンラインで。趣向を凝らしたオンラインイベントも。
▶︎年始回り・賀詞交換会、実施派は「81.8%」が対面で開催。
▶︎初詣は「行く」「行かない」「検討中」で結果が割れることに。
▶︎オンライン飲み会が増えてきたが、エグゼクティブの本音はオフライン(対面)飲み会が好きが「82.4%」
コロナ禍で揺れた2020年という1年が、まもなく終わろうとしています。今年度の忘年会、新年会などの年末年始の行事は例年通りというわけにいかず、多くの企業が苦心されていることと存じます。このたび経営者JPでは、エグゼクティブがウィズコロナで初めて迎える「エグゼクティブの年末年始行事」事情をリサーチいたしました。
▶︎ウィズコロナの忘年会・新年会。2020年は開催しないという企業が「80%」以上になりました。開催する派はオンライン開催が「80%」以上でしたが、なかにはオフラインでの複数の飲み会会場を、オンライン中継で繋ぐという「ハイブリッド型」の企業も登場しました。
▶︎忘年会は「57.8%」、新年会は「68.2%」が「自主判断」で開催を見送りました。
▶︎年始回り・賀詞交換会は「68.8%」が開催見送りという結果に。実施派は「81.8%」が対面で開催を予定しています。
▶︎年末年始の休暇が例年より長くなったという企業は「19.4%」で、「72.7%」の企業が休暇は例年通りという数字が出ました。
▶︎年始回り、賀詞交換会は開催しない企業が「69.4%」。名刺だけでも置きに行きたいという企業もありました。
▶︎2020年に定着した「オンライン飲み会」ですが、エグゼクティブの本音は「82.4%」が「対面飲み会が好き」という結果が出ました。
経営者JP総研所長(経営者JP 代表取締役)井上和幸のコメント
コロナ渦の中で初めて迎える年末年始。マネジメント各位も自社・自組織としてどのように対応すべきか思案する年の瀬だと思います。
今回、エグゼクティブ各位に忘年会・新年会をどうされるか伺ったところ、8割以上が開催を見送る予定であることが分かりました。その中で興味深いのが、その判断は「会社での通達」(忘年会36.7%、新年会23.9%)よりも「自主判断」(忘年会57.8%、新年会68.2%)でだというところ。国がロックダウンではなく「要請」で国民個々人の自粛に誘導していることと同じ構造が、企業と個人にも見られるようです。
企業の経営、事業、組織を預かるマネジメント各位ですから、当然、感染拡大リスクのある集団イベントはしっかり回避する。実施するならオンラインで(開催派は、忘年会83.3%、新年会85.7%がオンライン)。しかし、本当は対面飲み会が好きだしやりたい(82.4%)。もやもやせざるを得ない2020-2021年年末年始ですが、1年後の年末年始には感染収束でまた皆んなで街々で忘年会・初詣・新年会でワイガヤやれることを願いましょう。
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