エグゼクティブに聞く「アフターコロナに向けて、経営者・エグゼクティブの働き方」に関する本音を調査!

エグゼクティブ向けの転職・キャリア支援サービスを展開する株式会社 経営者JP(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長・CEO 井上和幸)は、日ごろお付き合いのあるエグゼクティブ男女約2,000 名(有効回答数 77名)を対象に、「今後の働き方」についてリアルな声を伺いました。
【主な調査結果】
■エグゼクティブの約9割が今後もリモートワークを継続、理想は出社とリモートの『ハイブリッド』型
■リモートワークは生産性に悪い影響を与えることはない
■一方で、半数以上のエグゼクティブは「リモートマネジメント」に苦慮している
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、長引くリモートワークに「リモートワーク疲れ」なども喧伝されています。なにより「働き方」の部分では、いろいろと苦慮されているエグゼクティブの皆さまも多いのではないでしょうか。そこで、今回は、現状のリモートワークの実態や、アフターコロナに向けた「理想の働き方」について、エグゼクティブのリアルな声を伺いました。
まず、リモートワークの今後の方針について、約9割が「継続」と回答、その約6割が出社とリモートワークの併存である「ハイブリッド型」勤務体制へ移行を検討されているようです。リモートワークでの生産性について、「上がった」と回答した人は39%、「変わらない」と回答した人が32.5%。組織の生産性に関しては、「上がった」27.3%「変わらない」45.5%と、過半数の人がリモートワークは生産性に悪い影響を与えることはないと考えています。
次に、リモートワークでのマネジメントについて伺ったところ、7割近くの方が「難しさを感じる」と回答。 一方で、リモートワークによるマネジメントの工夫をしているか伺うと「している」人は44.2%にとどまっていて、逆に「していない」人は55.8%もいることがわかりました。続いて、リモートワークによる社内コミュニケーションについても「課題を感じる」と回答した人が過半数を占めており、「リモートマネジメント」に苦慮している様子が伺えました。
また、リモートワーク継続の課題では、「社内コミュニケーション」「マネジメント」などが目立ち、人材育成、組織力強化などの面では、「社員、社内の様子が見えにくく難しさを感じる」との声が上がりました。会議室での雑談やオフィス内での立ち話がなくなり、対面時のようなニュアンスや雰囲気が伝わらないことが考えられます。お互いの認識にズレが生じないように工夫する必要があるようです。
経営者JP総研所長(経営者JP 代表取締役)井上和幸のコメント
1年半となる新型コロナ禍の元でのリモートワークの取り組みですが、経営者・エグゼクティブ各位は概ねリモートワークを肯定的に捉え実践されていらっしゃるようです。今後についてフルリモート継続が27.3%、ハイブリッド型を予定が59.7%と全体の9割近くがアフターコロナに向けてリモートワークを取り入れた働き方を予定されています。
では実際のところ、生産性はどうなのか?これについてはご自身の生産性、組織の生産性とも「上がった」「変わらない」「下がった」はそれぞれの模様。上がった方も3割いらっしゃる一方で、下がったという方もほぼ同数いらっしゃいます。ただ、共通してリモートワークでのマネジメントやコミュニケーションについてご苦労されている姿(66%が「マネジメントに苦労を感じる」、75.3%が「コミュニケーションに課題を感じる」)が浮き彫りになりました。自分にとっても会社、組織、部下たちを考えても、リモートワークは継続したい、活かしたい。しかしリモートワークのもとで自分がいかにうまくマネジメントするかについては課題も多いという複雑な心境が垣間見える上司たちの姿。この結果をご覧になられた部下の皆さんは、どうお感じになるでしょうね?それもまた興味深く思います。
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