2019.08.27
VOL.769 「買われるミドルシニア」と「売られるミドルシニア」の差。
エグゼクティブの条件 Vol.769
~今日から使える実践スキル~
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おはようございます、経営者JPの井上です。
CHAGE and ASKAのASKAさんが、40周年をタイミングに
「脱退」のコメント。単なるいちファンの、メディア情報からの
印象コメントですが、「ASKAが言うなよなぁ」…。
Chageさんは昨日、それに対する心境をブログで発表しました
が、まさしく、Chageさん可哀そう…ASKAはどうしてしまった
んだ(いまだ例の一件から精神的にも脱出できていないのでは…)
と。。
※関連ライブドアニュース
https://news.livedoor.com/article/detail/16982466/
こういうのは本当に長年のファンとしては残念ですね。そしてこ
ういうのを見るにつけ、THE ALFEEの偉大さを感じます^^;
∵∵∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
▼ リーダーのためのキャリアメイク戦略
▼ 編集後記
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▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
非正規雇用が増え続けているのに、正規雇用は数十年減って
いない?! その本当の理由。
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先週の通り、これから当面、少しマクロな部分を含む日本社会や
経済、雇用環境に関する動静を見ていきたいと思います。
まずは少し肩慣らし的に、『日本社会のしくみ』(小熊英二・著
https://amzn.to/33RVo5k)の導入章で紹介されている、日本の
雇用環境の流れについて見てみます。
僕もこの分野の専門とは言いつつ、改めて「そうだったのか」と
思わされる基礎データが色々と紹介されていて、非常に興味深い
です。
例えば、この十数年来(もしくはバブル崩壊後の20年ほど)
「増え続ける非正規雇用」について、その功罪が取り沙汰されて
きています。
このことについて、一般論的には、「バブルが崩壊し、正社員か
ら派遣やパート・アルバイト等の非正規にスイッチしている」と
言われますが、これ、マクロで見ますと間違いなんですね。
本書によれば、正規雇用数は1984年も2016年も約3300万人で、
あまり変わっていません。
一方で、その間、非正規雇用は1984年に604万人だったものが
2016年には2023万人へと3倍以上に増えています。
どういうことでしょう?
一つには、正規+非正規の雇用者総数が、この30年で増えてい
る、という事実があります。
1984年で3900万人ほどから、2016年には5400万人程へ。
もちろん、1980年代から2000年代までは日本の人口と、その中
でも生産年齢人口が増え続けていましたから、雇用者総数が増え
るのは分かります。
しかし、日本人口は2001年でピークアウトしているにもかかわら
ず、雇用者総数はその後も増え続けているのです。
どうしたことでしょう?
女性の社会進出や高齢者の雇用が拡がったから?
もちろんこの影響も多少はありますが、もっとも大きいのは
◎自営業主・家族労働者が激減し続けている
からなのです。
総務省の統計データから見ると、1984年におよそ1500万人だっ
たこれらの人たちは、2016年には500万人強になっている模様。
要するに、非正規雇用者増加は、自営業・家族労働をしていた人
たちが一般法人の非正規型就労にスイッチした、と(マクロでは)
言えるわけです。
正規・非正規を論ずる際に、正社員と臨時雇用の間の代替的な目
線で見がちですが、この件はむしろ、自営業者や独立個人のスタ
イルで働く人たちと臨時雇用型で働く人たちの間でのこと(問題
??)として見ないと、実態は明らかにならない、ということを
示しています。
どこでなにが本当に起きているのか、について、案外僕たちは勘
違いしていたり、間違った前提から物事を考えたり対処していた
りしているのではないか。そんなことを、この統計データひとつ
からも思います。
次回、この日本での雇用状況の変遷について、別の視点のデータ
から見てみたいと思います。
(続く)
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▼ リーダーのためのキャリアメイク戦略
「買われるミドルシニア」と「売られるミドルシニア」の差。
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経営者・リーダー各位がここから先、2030年に向かってどのよう
に動き、キャリアを積むことが、5年後・10年後も活躍し続け
るための道筋となるのか?
2万名超の経営者・リーダー各位のキャリアに関わってきた弊社
代表・井上和幸が、多数の現場情報と、そこから独自に体系化・
理論化した「法則・方程式」を徹底紹介、徹底解説します!
◆「自分のコア」を相手の心に刺さるように伝えるには?
さて、今回のテーマは、「ヘッドハンティングの可能性」方程式
について、です。
実は、ワークショップ当日は、前回の内容もふまえて次のような
話をしています。
◎「ヘッドハンティングの可能性」
=「人物コンテンツ力」×「人物情報流通力」。
◎「お墨付き人材」と「お値打ち人材」になる。
◎「六項卸し」(※エリエスブックコンサルティング社・土井英
司氏)を用いて、自分を棚卸しする。
◎原因軸での選択・行動と、結果軸での選択・行動。
ここでは、その後の段階である、棚卸しした自己の「ウリ」をど
のように自己紹介し、伝えればいいか、という話をしたいと思い
ます。
↓続きはこちらからお読みいただけます
https://keieishaterrace.jp/article/detail/12105/
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▼ 編集後記
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おはようございます、編集部の藤田です。
今年は猛暑で外にでるのすら嫌になるくらいでしたが、いざ8月
最終週になり、夏の終わりが近づくと名残惜しさを感じます。
そんな今年の夏、私は日々、「KEIEISHA TERRACE」の取材で
多くの経営者の方にお話を伺う機会がありました。
今月から始まった新企画「プロ経営者の条件」では、税理士・会
計事務所向けのオールインワン・クラウド・システムを提供する
アカウンティング・サース・ジャパン株式会社代表取締役社長・
田中啓介氏に登場いただいています。
https://keieishaterrace.jp/article/detail/12511/
経営者になるまでのキャリアは、社内での昇進、起業、創業者一
族の流れの中で、など様々ですが、本企画では社外から招聘され
て企業の経営トップへと就任する、「プロ経営者」にスポットを
当て、お話を伺っていきます。
学生の頃から「経営者になりたい」という願望は全くなかった、
という田中氏。
そんな中で、経営に携わるようになった経緯はなんだったのか―
田中氏のキャリア変遷をひも解きながら、「プロ経営者の条件」
を明らかにしてまいります。
ぜひご一読いただければ幸いです!
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