2025.05.29
VOL.1299 私たちの意思決定のクセ、身近に溢れている「◯◯◯」と「◯◯◯◯」。見極めるコツは?
先週、「酷暑」と書いたら、一転、この一週間、肌寒い日
が続いています。なんなんでしょうね…、こう書くとまた
真夏日になったりするような気もしますが^^;
香港などアジア圏でいま、東日本大震災の発生日を的中さ
せた漫画家、たつき涼さんの「2025年7月5日に巨大津波
を伴う巨大地震の発生」予言が大きな話題となっていて、
訪日を控える人が増えているそうですね。
いつ起きても不思議ではないと言われる首都圏直下型地震
や南海トラフ地震。予言は再度、的中するのでしょうか…。
*転職、キャリアのご相談はこちらから
『EXECUTIVE SEARCH』
*マネジメント力を定点観測!「経営者力診断」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 経営者JP通信!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます。
経営者JP・コーポレートプロデュース部(広報)です。
ITmediaエグゼクティブにて好評連載中の最新記事が公開
されました。
ITmediaエグゼクティブ連載
「マネジメント力を科学する」
第38回:こんな三拍子揃った上司になりたくなければ……
「カッコ悪い」「古臭い」「頭が固い」、三拍子揃った?!
上司にならないためには、どうすればよいか。
ぜひご一読ください!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
私たちの意思決定のクセ、身近に溢れている「◯◯◯」
と「◯◯◯◯」。見極めるコツは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
行動経済学が明らかにした、僕たちの意思決定のクセには
大別すると4つあると言われています。
①確実性と損失回避を求める「プロスペクト理論」
②先延ばし行動など時間割引率の特性、「現在バイアス」
③他人の効用や行動に影響を受ける「社会的選好」
④合理的ではない直感的意思決定「ヒューリスティックス」
そもそも僕たちの日常は、「ナッジ」で溢れています。毎
日、なにがしかのナッジに行動を促されていると言っても
間違いないでしょう。
例えばコンビニやスーパーの棚や冷蔵庫で、どこを最もよ
く見ていて商品を手にする確率が高いかということは心理
学的、行動学的に明らかになっています。
立っていて目の高さにあるもの、また同じ高さであれば左
から右に視線を移しますので、その順番に商品が目に飛び
込んできて購買をくすぐられます。
ここで健康志向のお店が、お客さまの健康を考え、目の高
さに健康志向の商品や生鮮食品を置くような行為がナッジ
に当たります。
一方で、お店が自分の私利私欲のために行動経済学的知見
で行動を促すことは「スラッジ」(ヘドロや汚物を意味す
る英語)と呼ばれます。
同じお店がお客さまの常習性を狙って劇薬的習慣性の強い
化学調味料を多用した商品を同じ場所に展開し購買促進す
るとすれば、それはスラッジでしょう。
ネット販売などで購入時にデフォルトで継続購入フラグが
立っていてオプトアウト(本人からの申し出やアクション
があって初めて解除される形式)がしにくくなっているな
どもスラッジですね。
そう理解した上では、これは果たしてナッジなのかスラッ
ジなのか、なかなか難しいマーケティング施策が僕たちの
生活環境には溢れかえっていることに気づきます。
うな重などの定食価格の松竹梅(上1500円と並1000円の
2つのメニューのときは多くが並を選択しますが、これに
特上2000円が加わった途端、多くの人は上を選択します)、
購入時に「効果を感じられなければ全額返金保証」のイン
センティブ提供、「今月に限り、半額!」などの期間限定
アナウンスなどは、私たちに純粋なメリットを得る機会を
促してくれているケースももちろん多くあれば、提供者の
マーケティングの罠におめおめとやられてしまうケースも
少なくないように思います。
僕たちがナッジ/スラッジ、行動経済学を知っておく最大
の価値は、こうした僕ら自身の意思決定のクセがあるのだ
ということと、その意思決定のクセを狙った情報を見たと
きに「非合理な意思決定」を回避することにこそあるので
す。
——————————
▼公式LINEが始動しました!

LINEで気軽にセミナー・イベント情報をGETをすること
ができます!
今後はお得なキャンペーン情報など続々発信予定です!^^
この機会にぜひ追加ください!


…………………………………………………………………………