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特集記事・コラム

2020.10.13

VOL.870 大人気ドラマ「半沢直樹」で改めて考える、会社と自分の関係 ー結果と解説ー

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エグゼクティブの条件 Vol.870
~今日から使える実践スキル~

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おはようございます、経営者JPの井上です。

先週末、昨日と新着連載記事が掲載されております。

■10/9(金)|NIKKEI STYLE連載「次世代リーダーの転職学」
ウィズコロナ下のミドル転職 決め手は「文章力」

いま「文章力」(書ける力)がこれまで以上に問われるように
なっています。それはなぜか——。

■10/12(月)|SankeiBiz連載「社長を目指す方程式」
オンライン会議の強化書 上司がメリットを活かす3つの術

当たり前の日常となった、オンライン会議。しかしなかなか思
うように上手く進められていないのではないかと感じる上司の
方も多いようです。では、どうすればよいのか?

それぞれ、ぜひアクセス頂ければ幸いです。

∵∵∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵

▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」

▼ エグゼクティブの思考をDoubRingで可視化する

▼ 編集後記

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▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」

山崎正和・著『柔らかい個人主義の登場』と、
芦田愛菜・主演「星の子」。

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8月に逝去された山崎正和さん(評論家・劇作家、享年86歳)
の著作を読み返してみようと何冊か手に取っています。

『柔らかい個人主義の登場』は1984年の書で、当時、70年代
を総括し、来るべき未来を予見した一冊ですが、改めて読み返
してみて、その時代認識と予見の鋭さに驚きました。

大きく括ると、60年代に日本は、それまでの課題であった貧困
問題を経済側面でも医療側面でも克服。それがゆえに70年代以
降、新たな社会問題や生活する人たちの悩みが生まれつつある、
という論で、それはいまに至るまで社会の底流として続いてい
ることを認識します。

高齢化や基礎疾患の克服、一定の豊かさを手に入れたことで
社会は分散化、多様化に向かい、60年代までのように国が一括
で大きな施策を打ち、国民の悩みを解決するということはでき
なくなる。

確かにそうですね。いま私たちはこの数十年、もしかしたら国
や政府に、ないものねだりをし続けているのかもしれません。

話は飛ぶようですが、週末に芦田愛菜ちゃん主演の映画「星の
子」を観ました。原作は「むらさきのスカートの女」で芥川賞
を受賞した今村夏子さん。この小説も非常に面白かった(奇妙
なストーリー)だったので、楽しみにしていました。

話は芦田愛菜ちゃん演じる「ちーちゃん」が病弱で生まれたこ
とから、藁にも縋る思いで新興宗教にハマってしまう両親とそ
の家庭を描いたもので、多少ネタバレになってしまいますが、
その、世間常識からすれば危うい、近づかないほうがよいので
は?と思われる(実際に母親の兄弟実家からはそう思われてい
ます)家族環境の中で、芦田愛菜(「ちーちゃん」)は「おか
しな」両親とも、周囲の人たちとも折り合いをつけながら粛々
と生きていきます。

「多様化する価値観」と言葉にすれば簡単ですが、日常にする
とこういうことなんだろうな、と思わせてくれる映画で、派手
さはない、ある面淡々と進むストーリーでもあるのですが、色
々と感じる、考えさせてくれる良作でした。(芦田愛菜ちゃん
の演技は、やはり流石でした!)

山崎正和さんの言う「柔らかい個人主義」は、この21世紀に
おいてもそのままじわじわと進むことは間違いありません。
高度成長期時代、昭和の時代のような、分かりやすい【善悪】
では片付けられない中で、どのような事業、商品・サービスを
届けていくのか、自社の組織や人材についてはどう考えるのか。
一つだけの正解は、あらゆることにおいて、存在していないの
だと。

難しい時代だからこそ、スタンスとしての包容力と、その上で
の、それでは「自社としての価値観、考え、想い、スタンスは」
を明確にすることが、非常に大事だなと改めて感じています。

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▼ エグゼクティブの思考をDoubRingで可視化する

大人気ドラマ「半沢直樹」で改めて考える、
会社と自分の関係 ー結果と解説ー

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DoubRing(ダブリング)とは、例えば「理想と現実」「仕事
と遊び」などの2つの言葉の関係性を、わたしたちが頭の中で
どのようにとらえているのかを、「2つの円」で表現する思考
の可視化ツールです。
本特集では様々なテーマについて、エグゼクティブの皆さまの
考えを回答いただき、DoubRingを提唱している細谷功氏がそ
の結果を解説いたします!

「倍返しだ」の決め台詞で世のビジネスマンの心をつかんだ、
「半沢直樹新シリーズ」は、テレビドラマ不振の時代にあって
令和ドラマ最高と言われる30%以上の視聴率をもって最終回
を終えました。

いかにも普通の会社でもありそうな会社生活での理不尽な出来
事が微妙なリアリティを持った「あるある感」を醸し出すこと
で多数の人の共感を得られたということなのでしょう。

誰もが感じることがある「会社の利害とモラルとの葛藤」や、
「上司から与えられた理不尽な要求と良心との葛藤」を「倍返
し」で解消してくれることがこの上ない「すっきり感」を与え
てくれることが、多数の人の「もやもや解消」の原因になって
くれたことは間違いありません。

要は、会社勤めしている人が感じる理不尽というのは主に「会
社と自分との関係」あるいは「上司―部下の関係」から生じて
いるということです。

このことから、会社員が半沢直樹に感じるすっきり感というの
は、今自分が感じている「会社と自分との関係」や「上司―部
下の関係」とあるべき両者とのギャップを、ドラマの登場人物
たちが埋めてくれるからではないでしょうか?

そこで、これらのギャップを可視化するツール「DoubRing」
を用いたアンケート回答を集計しました。その結果から「会社
と社員との関係」や「上司と部下の関係」について考えてみた
いと思います。

↓続きはこちらからお読みください。
https://keieishaterrace.jp/article/detail/15963/
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▼ 編集後記

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おはようございます、編集部の金子です。

今年の十五夜は、10月1日でした。みなさま、お月見はされま
したか。

十五夜だけを楽しむのを「片月見」といい、「十五夜に、お団
子を食べて月見を楽しむのなら、十三夜にも同じ場所でも月見
をしよう」ということで、日本では十三夜にもお月見をするそ
うです。(ちなみに、今年の十三夜は10月29日です。)

お月見をするとき、ススキやお団子をお供えするのには、「お
いしい食べ物があるから幸せだ!みんなで分けあおう」という
意味がこめられています。

秋はおいしい食べ物がたくさん収穫される季節です。
誰かと一緒に幸せを味わいつつ、お月さまを見上げてみてはい
かがでしょうか。

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▼ 今後開催予定のワークショップ・イベント

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Webセミナー|ドラッカー理論に学ぶ 実践・マネジメント講座
【2020年10月13日(火)18:30-20:00】

ドラッカー理論を改めて学び、自分のものにしたい方へ。

Webセミナー|ニューノーマルのリーダーシップ
【2020年10月22日(木)18:30-19:15】

いま、リーダー各位に求められているリーダーシップとは?

トークライブ|ウィズコロナのリーダーシップ/アップデート編
【2020年10月29日(木)18:30-20:00】

これからのリーダーシップを、専門家3人とともに考える!

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