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特集記事・コラム

2019.11.12

VOL.784 部下や顧客の行動を“誘導”業績を上げるのは「ナッジ」を使いこなす上司

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エグゼクティブの条件 Vol.784
~今日から使える実践スキル~

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おはようございます、経営者JPの井上です。

昨日11/11(月)、SankeiBiz連載の最新記事が公開されました。

■SankeiBiz連載【社長を目指す方程式】
社長の必須能力…かつてリクルートも導入した「MBTI」で培う
人間鑑定力
https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/191111/wsa1911110700001-n1.htm
「TI型」といって、元リクルートの方々や、SPIを採用や人事で使
われていた40歳以上の方々にはご記憶あるでしょうか。今回は、
MBTIについてご紹介してみました。ぜひご覧ください!


∵∵∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」

▼ 社長を目指す方程式

▼ 編集後記


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▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」

人材紹介事業のイノベーションの歴史とこれから。

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当社の主力4事業のうちの基幹のひとつは、経営層・幹部層採用
支援のエグゼクティブサーチ事業です。
これは人材紹介事業領域に(概ね)組み入れられるビジネスです
が、その日本における歴史は結構新しいものです。

古くは1970年代から、極少数のヘッドハンティング会社が、グロ
ーバルファームの日本進出および和製ファームとして存在してい
ましたが、そもそも人材紹介業は、1999年まで一部特定の専門職
以外は禁止されており、特殊な規制産業でした。

それが、バブル崩壊とグローバル経済の進展(根底にはインター
ネットの勃興、急速な普及)に伴って自由化され、1999年から
概ね現在のような一般人材紹介が行えるようになりました。

そこからリクルートやインテリジェンスなどで、人材紹介事業の
拡大が行われ、2000年代前半に企業担当(RA)と転職候補者担
当(CA)の分業されるようになり、転職サポートの「大量生産」
化が進みました。

現在、人材紹介を「転職エージェント」と呼ぶようになっていま
すが、その発端は、2006年のリクルートエイブリック社の社名
変更による「リクルートエージェント」の社名命名。僕もそのと
きには子会社で、リクルート・エックス社を、「リクルートエグ
ゼクティブエージェント」に社名変更するプロジェクト責任者も
務めました。

そしてビズリーチ社の創業、同時期にリクルートHR部門内での
広告媒体事業と人材紹介事業の区分け議論などもあり、2010年
前後から順次、転職登録者のデータベースを扱うポータルプレイ
ヤーと、実際に人材紹介やヘッドハンティングを行うコンサルテ
ィングプレイヤーとが、分業・協業型で、転職・採用支援を行う
かたちへと推移します。

その間、若手領域にはIndeedなどのアグリゲーション型媒体の
登場・伸長や、AIなどを活用した自動マッチングサービスなどが
登場し、HRTechとしてその動静に注目も集まっています。

ざっと、この20年間で起きた人材業界事業分野におけるイノベー
ションはこのようなもので、その間、人材紹介事業は2000年前
後で推計800億円の市場から、2020年の予測値で3500億円へと
4倍強にも拡大しています。

おそらく皆さんが思う以上に「若い」業界であるのが人材紹介事
業であり、いま当たり前と思われているプロセスのありかたや、
業界の呼ばれ方なども、たかが数年~十数年で出来たものです。

そう考えると、我々もその中で当たり前のことのように行ってい
るサービスや業務プロセスは、なんら固定化されるべきものでも
なく、まだまだ、望ましいスタイルへとイノベーションさせてい
くべきものなのだと、僕は考えています。

当社も10期目を迎え、ここまで色々なチャレンジをしてまいり
ましたが、次年度2020年度から「次の10年」がスタートするこ
ともあり、社内でダイナミックなイノベーションの検討・準備を
進めています。

当社としては何よりも、より良い経営体制、経営チームを構築し
たい企業各社に、また経営者として幹部として望ましいキャリア
を歩み成長、活躍される皆様にとっての、適切なソリューション
を複合的にご提供していくことが使命ですので、既成概念、固定
観念にとらわれることなく、次の時代の事業・サービスを創出し
ていきたいと思います。

そういった意味で、この下半期中でのイノベーションへのチャレ
ンジが、当社にとっての最重要テーマであると認識しています。
皆さまにも色々とお伺いしたり、トライアルのご相談を申し上げ
ることがあるかと思いますが、なにとぞよろしくお付き合いくだ
さい!


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▼ 社長を目指す方程式

部下や顧客の行動を“誘導”
業績を上げるのは「ナッジ」を使いこなす上司

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いま課長や部長としてご活躍中のミドルシニア世代の皆さまが、
「ここから幹部として更に活躍していくには」「社長、経営幹部
に至るキャリア展開の在り方は」などについて、2万名超の経営
者・経営幹部と対峙してきた実績を持つ経営者JP代表井上がご紹
介してまいります。


最近ちらほらと耳にする「ナッジ」、ご存知でしょうか?

ナッジとは行動経済学的知見を使い、人々の行動をよりよい方向
へと誘導するものです。ナッジのコンセプトは2008年にシカゴ
大学のリチャード・セイラー教授とハーバード大学のキャス・サ
ンスティーン教授により発表されました。

前々回、行動経済学での幾つかの理論活用をご紹介しましたが、
今回は行動経済学が明らかにしている私たちの意思決定の様々な
バイアスを行動経済学的特性で望ましい方向に向けるナッジの活
用をご紹介しましょう。


■今回の社長を目指す法則・方程式:「ナッジ理論」


ナッジで恐らく最も有名な事例は、アムステルダムのスキポール
空港の男子トイレで小便器に描かれたハエの絵でしょう。それま
で小便器の周辺に撒き散らされた利用者の小便の汚れで床の清掃
費が高くついていたことに業を煮やしていた職員が、ふと思いつ
き小便器にハエの絵を描いたところ、なんと清掃費は8割も減少
したそうです。そう、利用者がこの小便器のハエの絵をめがけて
小便をするようになったことで、便器の外に小便が撒き散らされ
ることが激減したのです。1999年のことだそうです。
その後、この小便器のハエは世界各国に波及しています。読者の
皆さんも見たことがあるかもしれません。

「ナッジ」とは「軽く肘でつつく」という意味の英語です。セイ
ラー教授はナッジについて「選択を禁じることも、経済的なイン
センティブを大きく変えることもなく、人々の行動を予測可能な
形で変える選択アーキテクチャーのあらゆる要素を意味する」と
定義しています。

↓続きはこちらからお読みいただけます
https://keieishaterrace.jp/article/detail/13055/

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▼ 編集後記

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おはようございます、編集部の相馬です。

出勤から退勤まで、ほぼずっとパソコンの前に座りっぱなしの生
活をしているため、肩と腰がガチガチに固まっています、、

この凝りをどうにかしたいなあと思っていた近頃、銭湯巡りが趣
味の新メンバー・北島さんの影響で、銭湯の魅力に気づき、その
流れでスパや岩盤浴にも手を出しています。

先日、友人と熱海にあるスパ、「fuua」に行ってきました。
https://atamibayresort.com/fuua/
ここの露天風呂が最高なんです!深さ1mくらいの立ち湯になっ
ていて、目の前に熱海の海がバーンと広がっています。

この立ち湯に夕方入ったとき、海に沈む夕焼けがとても綺麗で、
感動してしまいました。ぽかぽかの肌に涼しい風を感じるのがあ
まりに心地よくて、時間を空けて夜にもう一度入ったのですが笑、
夜は夜で、熱海の夜景を一望することができ、とても素敵な時間
を過ごせました。絶対にもう一度行きたい、癒しスポットです。

近頃はだんだん寒くなってきましたので、以前にも増して銭湯・
スパに行きたい欲が高まっています。

これからの季節は紅葉が楽しみですね。カメラ片手に紅葉狩りを
しつつ、新しい銭湯やスパ、岩盤浴スポットを開拓してみようか
なと思っています!

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