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特集記事・コラム

2019.09.03

VOL.771 上司を悩ます「できる・できない部下」の扱い方

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エグゼクティブの条件 Vol.771
~今日から使える実践スキル~

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おはようございます、経営者JPの井上です。

NIKKEI STYLEの連載記事が先週末8/30(金)に、SankeiBizの
連載記事が昨日9/2(月)に、それぞれ掲載されました。
■NIKKEI STYLE連載【次世代リーダーの転職学】
逃げの転職は癖になる 「収入・肩書」動機に落とし穴
https://bit.ly/2Uk6YBQ
■SankeiBiz連載【社長を目指す方程式】
大坂なおみを世界1位にしたコーチから学ぶ「スター社員」の育
て方
https://bit.ly/2UnhzvB

NIKKEI STYLEでは、「ハネムーン効果」と「ハングオーバー
効果」をベースに、”転職癖”と“離婚・再婚癖”の共通項からご紹
介。
SankeiBizでは、大坂なおみを世界1位にしたサーシャ・バイン
氏のトップアスリート・コーチング術から、私たちが学べること
についてご紹介しています。

ぜひ、それぞれご一読ください。


∵∵∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」

▼ 社長を目指す方程式

▼ 編集後記


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▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」

トップと幹部が目線合わせすべき2つのこと。

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先週の主催講座で、「社長とその他経営幹部のチーミングをどの
ように図ればよいのか」という質問がありました。ここに関して、
僕なりに思うところをちょっと記してみます。

トップ、特に創業経営者、オーナー経営者と、その他経営幹部と
の間において、それぞれの目線合わせ、意識合わせに苦労すると
いう話は、業種業態を問わず、本当に多く聞きます。

以前、僕自身も経営幹部だった頃には、同じ立場の経営幹部の方
々から、「社長の考えていること、言うことに、いまひとつ同期
できない」というような話、悩みもよく聞きました。

逆に当社を創業して経営者立ち位置となってからは、同じ立場の
経営者の皆さんから、「幹部は経営方針の根幹のところをいまひ
とつ理解していない」というような悩み(愚痴^^;)を、折々に
お聞きすることが常態ともなりました。

コミュニケーションを密にする、考えの根底を繰り返し共有する、
仕事に留まらずプライベートでのことや価値観なども共有する。
こうした努力は大切なことですし、オフサイトミーティングなど
も含めて、やったほうがよいことも多いでしょう。

しかしそれらをやってもなお、解決されないのが、この「トップ
と他経営幹部とのチーミング」問題です。

何が解決されていないかということにしっかり目を向けるべきと
僕は考えているのですが、おおよそこの際に同期できていないの
は、2つ、

「時間軸」と「量」

です。

「いつまでに」について、トップは今週中と考えているのに、経
営幹部は今月中とかんがえている。
「どれくらい」(量)について、トップは100と考えているのに、
経営幹部は50が目標基準となっている。

この「時間軸」と「量」についての根本の基準の違いが、社長と
その他幹部とのチーミングの噛み合わなさ、いまひとつガチッと
お互い握れない理由となっている(感覚的ですが9割くらいの理
由)と思います。

逆に言えば、単にコミュニケーションの量を増やすとか、プライ
ベートのことも共有するとかいう浪花節よりも、シンプルに「い
つまでに、どれくらい」について、お互いが納得できる【高い基
準値】を握ることが大事でしょう。

ここは経営幹部の皆さんには恐縮ですが、概ねこの2つについて
は、社長の抱くゴールと経営幹部各位が設定するゴールには乖離
が大きいことがほとんどで、基本、社長のゴール値に合わせるこ
とが必要です。

議論すべきは、ゴール値そのものではなく、「では、どうやって、
その<いつまでに><どれくらい>を達成するかについて」の部
分。会話がここに収れんされている経営チームは、拝見していて
一枚岩感は非常に強いです。

折しも下半期計画のディスカッション時期でもある9月。
起爆力ある経営チーム作りの参考になれば幸いです。


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▼ 社長を目指す方程式

上司を悩ます「できる・できない部下」の扱い方
誰に期待し何を任せるか

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いま課長や部長としてご活躍中のミドルシニア世代の皆さまが、
「ここから幹部として更に活躍していくには」「社長、経営幹部
に至るキャリア展開の在り方は」などについて、2万名超の経営
者・経営幹部と対峙してきた実績を持つ、経営者JP代表井上が
ご紹介してまいります。


上司としては、部下たちに適切に仕事を割り振り、部や課の目標
達成をしたいもの。

その際、できる上司、やりくり上手な上司ほど、できる部下に重
要な仕事を任せ、やる気のある部下に多くを任せる。逆にできな
い部下にはリスクの少ない仕事、やる気のない部下にはあまり期
待せず仕事を振らない、という心理が働きます。

このやり繰り戦術は、非常に人間心理の理にかなっており、組織
・チームとしての成功確率を高めます。(公平性意識の強い組織
においてはその申し送りの仕方には最大限留意する必要がありま
すし、各人への動機付けやモチベーション管理は非常に重要です
が。)

妥当な打ち手であり間違いはありません。ところがここに、落と
し穴もあるのです。

もしも部下たちが自分の自己認識にズレがある場合、それに基づ
き上司のあなたが判断を行なっていたとすると、任せかたを見誤
ることも少なくないのです。

そこで今回は、「ダニング=クルーガー効果(Dunning–Kruger
effect)」と、「インポスター症候群(Impostor syndrome)」
という、おそらく皆さんが聞き慣れない2つの認識バイアスをご
紹介します。

前者は「自分を過大評価する」バイアスで、後者は「自分を過小
評価してしまう」バイアスです。


↓続きはこちらからお読みいただけます
https://keieishaterrace.jp/article/detail/12535/

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▼ 編集後記

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おはようございます、編集部の内藤です。

今週から9月のスタート。7月中旬まで肌寒かったためか、今年
はとても夏が短かったように感じます。

先週末は、夏の締めくくりとして海に行き、足腰が筋肉通になる
ほど楽しんできました。
やはり、人は心から楽しめる状態、自分の心がワクワクする部分
を忘れてはいけないなと思います。


江上 隆夫さん(『THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる
理由』著者)もお話しされていましたが、自らの将来のビジョン
を都度都度考えること。そしてそこに向かっていくプロセスがな
ければ、ワクワクできないのかなと思います。


次回、9月26日開催のワークショップでは、この江上隆夫さんに
講師を務めていただきます。

故郷が長崎の離島ということで、廃れる街、風景を見、日本の未
来に危機感持ち、こちらの本を書かれたそうです。

前回はキャンセル待ちが多数出たほどに好評だったこのワークシ
ョップ。

個人レベルから、自社のビジョンを再構築できるものとなってお
りますので、ご都合よろしければ、ぜひご検討ください!

▼企業を成長に導く「ビジョン」のつくり方 ワークショップ
2019年9月26日(木) 18:00-21:30
https://keieishaterrace.jp/seminar/detail/12448/
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