2021.03.04
VOL.906 日本に「黒砂糖」を定着させた、ある砂糖メーカーの話。
エグゼクティブの条件 Vol.906 ~今日から使える実践スキル~
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おはようございます、経営者JPの井上です。
「KEIEISHA TERRACE」では皆さまからの人・組織・
キャリア等にまつわるお悩みやご相談を受け付けており
ます。
▼TERRACEの質問箱
自社に関する組織課題やマネジメントに関することでも、
個人としてのキャリアや転職などにまつわることでも、
ご回答申し上げます。お気軽にお寄せください!
(※内容により、個人や企業を特定できないかたちで記
事でQ&Aをご紹介させていただくことがあります。)
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ご懇意頂いております文藝春秋社さんが、このたび以下
のオンラインカンファレンスを開催されます。
▼「業務効率化総点検2021」(3月4日開催)
登壇:
ヤフー株式会社 CSO 安宅 和人氏
明治大学 文学部教授 齋藤 孝氏
一橋大学 名誉教授 野中 郁次郎氏、ほか
▼「教養と経営」(3月15日開催)
登壇:
脳科学者、ソニーコンピュータサイエンス研究所
上級研究員 茂木 健一郎氏
独立研究家、著述家 山口 周氏
作家・元外務省主任分析官 佐藤 優氏、ほか
それぞれ豪華な顔ぶれで経営者・幹部各位にご興味ある
内容ですので、ご都合の合う方、ぜひご参加ください!
∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵
▼ 私が経営者になった日
大東製糖株式会社 木村 成克氏
▼ イマ、ココ、注目社長!
株式会社Zeals 清水 正大氏
▼ エグゼクティブの思考をDoubRingで可視化する
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▼ 私が経営者になった日
大東製糖株式会社 木村 成克氏
日本に「黒砂糖」を定着させた、
ある砂糖メーカーの話。(Vol.1)
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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。
経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、ど
んな決断、あるいは経験をした時なのか。その瞬間に迫
るのが、本連載「私が経営者になった日」です。
今回は、大東製糖株式会社代表の木村成克氏に、3回に
わたってお話を伺いました。
(中略)
「私たちの最大の特徴なのですが、実は日本一の黒砂糖
メーカーなんです。ジョイントベンチャー工場で白砂糖
の生産を社外に出した当時、生産比率は、白砂糖8:黒
砂糖2。当時、『20年先でも通用する工場を建てよう』
と言うと、お得意さまから『先が見えないこの時代に、
新しい工場を建てるって、おかしくないですか?大丈夫
ですか?』とさんざん心配していただきました。ただ、
挑戦しなければ生き残れない、という強い思いがありま
した」
その当時の黒砂糖は品質が良くなく、使われ方も限られ
ていた。用途を広げるためには、普通の砂糖と同水準の 品質にする必要がある。そうしなければ市場も広がらな
い、と木村氏は考えたのだ。
「用途が広がらなければ市場も広がらず、私たちの生産
も増えない、という状況に陥ってしまいます。そこで、
当時の売上高以上の投資を行い、今でも画期的と言える
製法で、高品質の黒砂糖を作ることができる工場を建設
したのです。
本当にゼロから砂糖作りを見直し、黒砂糖を無菌で作れ
る砂糖工場を、大変な思いをしながら5年間かけて造り
ました」
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▼ イマ、ココ、注目社長!
株式会社Zeals 清水 正大氏
「おもてなし革命で、日本をぶち上げる」――
ビジョン実現のため一本まっすぐ生きてきた。
だからこそ、誰よりも変化する姿勢を忘れない。
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各業界でご活躍中!いま注目の社長に、事業、経営、経
営者とは、理想の幹部像などについてズバリお聞きしま
す!今回のゲストは、株式会社Zeals代表・清水正大氏
です。
(中略)
――清水さんのプロフィールを拝見して、すごい行動力
と突破力のある方だと驚くと共に、大いに刺激を受けま
した。ここでは、ジールスをやってこられて転機となっ
たことを振り返っていただけますか。
清水 転機は3回ありました。最初の転機は、創業後に
WILLグループの大原茂社長との出会ったことです。そ
れまで私たちは、ずっと飛び込み営業をやる会社でした。
「日本をぶち上げる」といっても、本当にすべきことが
何なのかわからない、でも行動しなければ何も始まらな
い――と必死にもがいている日々でした。
その時に大原社長と出会って、「日本をぶち上げるため
に一体何をすべきなのか、きちんとした思いがあるから
こそ、それを考え抜きなさい」といった内容のアドバイ
スをいただいたんです。
そこで初めて問いに向き合い、「人とコミュニケーショ
ンをとることができるロボットをつくろう!」と決めま
した。
――ロボットをやると決めたときに、テクノロジー系の 人材も必要になりますが、エンジニアたちはどのように
集められたのですか。
清水 まずは、自分たちで勉強しました。ロボットに関
する本や研究論文などを読み漁り、専門家の先生方から
勉強させてもらったり、大学の研究室なども訪ねたりし
ていく中で、研究室の学生と友だちになり、ロボット開
発を手伝ってもらうようになりました。社会人経験も豊
富にないメンバーで、日々ロボットをつくることに挑戦
していましたね。
――そうしたチャレンジは素晴らしいですね。2回目の 転機とは?
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▼ エグゼクティブの思考をDoubRingで可視化する
「成功と失敗」 ー結果と解説ー
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DoubRing(ダブリング)とは、例えば「理想と現実」
「仕事と遊び」などの2つの言葉の関係性を、私たちが
頭の中でどのようにとらえているのかを2つの円で表現
する、思考の可視化ツールです。
本特集では様々なテーマについて、エグゼクティブの皆
さまの考えを回答いただき、DoubRingを提唱している
細谷功氏にその結果を解説していただきます!
第4回のテーマはビジネスに関わる人であればもちろん、
日々の私たちの生活全てに関係する言葉ともいえる「成
功と失敗」です。
成功と失敗という言葉は小学生でも普通に使う、日常極
めてよく使われる言葉のペアです。しかし、実はこれら
の言葉に関する認識が、人によって千差万別であること
はあまり可視化されていませんでした。
DoubRingではそれを可視化するとともに、人の考え方の 多様性をより定量的に表現していきます。
今回のサーベイではその「成功と失敗」の関係について、
DoubRingの手法で64名の方から有効回答を得ました。
より広い母集団との比較から、今回の回答者に際立って
いる特徴を2点ピックアップしました。
1点目ですが、「失敗の方が大きくそこに多かれ少なか
れ成功が関わっている」という、パターン8,9の関係性
が、今回の回答では圧倒的に高いという点です。簡単に
言えば「失敗の方が大きい」と思っている人の割合が圧
倒的に多いことになります。
これは何を意味しているのでしょうか?
今回の回答者は一般の人よりも失敗の回数が多いことを
意味しているのでしょうか?ある意味その通りと言える
かも知れませんが、ビジネスの第一線で活躍中の方々が
多いであろうことを考えると、その「失敗の多さ」とい
うのはとりもなおさず「リスクを恐れずチャレンジした
数の多さ」を表しているとも言えるでしょう。
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▼ 今後開催予定のワークショップ・イベント
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▼30代転職の「天国と地獄」~その転職、ちょっと待って ! ? ~
【2月18日(木)18:30-19:15|zoomで無料開催】
30代リーダー各位のキャリア戦略を考える!
▼アフターコロナに向けて、経営者ならおさえておきたい
「経営に死活的な3つの力」【前編】
【3月25日(木)18:30-20:00|zoomで無料開催】
日本産業のいま、グローバルビジネスのいまに迫ります。
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