2022.10.27
VOL.1071 上司の「質問」には３つのレベルがある。
おはようございます、経営者JPの井上です。
一昨日の読売新聞オンラインにちょっと興味深い記事が
出ていました。
==========================
リモート勤務で叱られぬ日々、「ゆるい職場」去る若手
社員…［コロナ警告］きしむ社会 ==========================
「ゆるい職場」に危機感を抱いた若手社員たちの退職が
相次いでいると。
コロナが理由に挙げられていますが、いずれにしても自己
成長が感じられない、期待できない職場にいる自分を「マ
ズイ」と感じる危機感での退職・転職は、悪くないなと思
った次第です。
皆さんの職場は、いかがですか？
∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵
▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
▼ 経営者JP通信
▼ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
上司の「質問」には３つのレベルがある。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メンバー育成において、上司の質問力が非常に重要な鍵
を握りますが、上司の質問には3つのレベルがあると思い
ます。
１）単なる質問
単純に部下に聞いている質問。「あれ、どこにある？」。
悪い訳ではありません。同僚として業務を進めるに当たっ
て、相手に尋ねることは多々あるでしょう。
ただ、育成という観点では特に意味のある質問ではあり
ません。
２）相手に考えさせる質問
上司に意図があり、相手に何かを考えたり、気づいて欲し
いときに繰り出す質問。「そうか、分かった。では、どう
すればよいと思う？」「なるほど、きみの意見は良く分か
った。ちなみに、この観点については、どう思う？」。
質問を通じて、相手の育成を狙っています。上司としては
基本的には常に部下との会話において、この観点が欠かせ
ないと思います。
３）相手に投げかけながら、周囲全体へのナレッジや育成
を狙った質問
僕は、上司の差は、２）と３）の間に多く現れると考えて
います。
問いかけ自体は２）と同じような内容が多いですが、狙い
は目の前の相手だけに問いかけているのではなく、それを
通じてその周囲にいる人たち、チームメンバー全員への投
げかけを狙っています。
ミーティングやメールでのCCを含めた会話で使いますね。
優秀なメンバーは、こうした自分ではない相手への上司の
問いかけを見て、「なるほど、そういう側面も考える必要
があるな」「そうか、そんな角度からチェックすることも
大事なんだ」と自己学習します。これができるメンバーが
他を抜いて成長してくれる人ですね。
逆に他人事だと思って、「あ～あ、詰められてる。かわい
そうに。自分へじゃなくてよかった」と聞き流しているメ
ンバーは成長しませんよね…。
この３つに、もうひとつ、NGな質問があります。
「おい、どうなってるんだ＃」「いつになったら、できる
ようになるんだ？＃」。質問という形式を借りた、詰問・
叱責ですね。
聞いていますが、上司の目的は、聞くことよりも怒ること
のほうにある。これはいただけません。
冒頭の読売新聞オンラインの記事に、「ゆるい」職場への
若手の危機感という話がありましたが、厳しいと怒るは、
別物。
ミスを犯したときにはしっかり叱らなければなりませんが、
（愛をもって）「指導」しているのか、そうでないのかは
逆に上司に厳しく問われます。
くしくもパワハラリスク時代となって、なかなか叱る、指
導するということに躊躇しがちないまですから、そういう
意味でも「質の高い質問」を効果的に使うことは、上司の
必須技術となっていることは、間違いありません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 経営者JP通信
経営者JP社員の人柄の良さ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます。
経営者JPの広報の内藤です。
私は11月末で経営者JPを卒業。昨日最終出社日を迎えま
した。
新卒第2期生として入社し、約3年と半年。
メルマガ会員のみなさまにも、編集後記や今期からは経
営者JP通信にてお世話になりました。
卒業するとなって1番感じたところが、
経営者JP社員の人柄の良さです。
卒業を決めたときにも、キャリアについて一緒に真剣に
考えてくれた、社長や上司。
新天地について、深くきいてくださり母のように助言く
ださる先輩。
たくさんの感謝をお伝えいただき、暖かく応援してくれ
る先輩。
いつでも帰ってきてねといってくれる先輩。
たくさんの引き継ぎがありながらも、
笑顔で暖かく引き継ぎをしてくれる後輩。
他愛ない話でたくさん話しかけてくれる後輩…
新卒時社員の人柄が決めてとなり、入社した経営者JPで
したが、やはり最後の最後までそれを強く感じた期間で
した。
本当に恵まれた環境だったなと感謝です…
そしてヘッドハンターの目はやはり鋭い…！
こんな素敵な社員が経営者・幹部の方々のことを
本気で考えご支援している会社です＾＾
これからもどうぞ、経営者JPをよろしくお願いします。
ーその他今週の広報ニュースー
◎ ログミーBizにて、経営者力診断スペシャルトークライブ：
できるマネジャーは、「これ」しかやらない！
（全七回）の連載がはじまりました！
【第二回】
経営者の方必見の内容となっております！
”メンバーの「納得」と「主体性」を引き出す
一人ひとりが積極的に動く組織に共通する「巻き込み方」”
【第三回】
”「メンバーのために…」の意識が、リーダーの“軍曹化”を招く
部下から共感を得られるマネジャーの方針の示し方”
【第四回】
”ほとんどの仕事上の失敗は「将来への投資」になる
メンバーに任せられないリーダーに必要な「70点主義」”
【第四回】
”短期だけでなく、長期で結果を残す「強いチーム」を作るには？
ドラッカーも指摘した「これからのリーダー」に求められる能力”
【第五回】
”メンバーが「自然に話せる1on1」になるまでの3ステップ
「何かないの？」「いや、特に…」の警戒を緩める方法”
【第六回】
”できるメンバーはすでに「エージェント登録」をしている
有望な部下の離職を防ぐ「will・can・must」
【第七回】
”論理的思考ができ、決断力もあるのに「判断を間違える」ワケ
結果的に正しい選択をするための「重要因子」”
◎ITmedia エグゼクティブに、代表井上のコラムが掲載されました！
今回は、
”第7回：その「1on1」、間違ってませんか？
はやりのHR施策が的を外しているケース”
についてです！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます。編集部の中村です。
10月の終わりに秋が感じられたかと思ったのもつかの
間 、急に真冬のような寒さが到来・・・涙
秋頃に着るライトアウターが活躍することはなく、、
いきなり冬物のコート類に・・・
というケースがここ数年増えてきました・・・各自の
寒暖差対策が重要ですね・・・
来週はハロウィン！今年はコロナ以降一番盛り上がる
のではないかとメディアでも言われていますが実際は
どうなんでしょうか？ちなみに、うちの子供はハロウ
ィンが大好きで、、１年中YouTubeでハロウィンのア
ニメばかり見ています・・・数ヶ月前から衣装も数着
用意してチャコランタンにはおもちゃのお菓子を入れ
て常に持ち歩いています。笑
幼児のイベントとしては可愛らしいのですが、いつか
ら日本は大人がハロウィンに対して盛り上がる国にな
ったのか・・・（特に渋谷・・・）なんだか不思議で
ございます・・・^^;
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一昨日の読売新聞オンラインにちょっと興味深い記事が
出ていました。
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リモート勤務で叱られぬ日々、「ゆるい職場」去る若手
社員…［コロナ警告］きしむ社会 ==========================
「ゆるい職場」に危機感を抱いた若手社員たちの退職が
相次いでいると。
コロナが理由に挙げられていますが、いずれにしても自己
成長が感じられない、期待できない職場にいる自分を「マ
ズイ」と感じる危機感での退職・転職は、悪くないなと思
った次第です。
皆さんの職場は、いかがですか？
∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵
▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
▼ 経営者JP通信
▼ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
上司の「質問」には３つのレベルがある。
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メンバー育成において、上司の質問力が非常に重要な鍵
を握りますが、上司の質問には3つのレベルがあると思い
ます。
１）単なる質問
単純に部下に聞いている質問。「あれ、どこにある？」。
悪い訳ではありません。同僚として業務を進めるに当たっ
て、相手に尋ねることは多々あるでしょう。
ただ、育成という観点では特に意味のある質問ではあり
ません。
２）相手に考えさせる質問
上司に意図があり、相手に何かを考えたり、気づいて欲し
いときに繰り出す質問。「そうか、分かった。では、どう
すればよいと思う？」「なるほど、きみの意見は良く分か
った。ちなみに、この観点については、どう思う？」。
質問を通じて、相手の育成を狙っています。上司としては
基本的には常に部下との会話において、この観点が欠かせ
ないと思います。
３）相手に投げかけながら、周囲全体へのナレッジや育成
を狙った質問
僕は、上司の差は、２）と３）の間に多く現れると考えて
います。
問いかけ自体は２）と同じような内容が多いですが、狙い
は目の前の相手だけに問いかけているのではなく、それを
通じてその周囲にいる人たち、チームメンバー全員への投
げかけを狙っています。
ミーティングやメールでのCCを含めた会話で使いますね。
優秀なメンバーは、こうした自分ではない相手への上司の
問いかけを見て、「なるほど、そういう側面も考える必要
があるな」「そうか、そんな角度からチェックすることも
大事なんだ」と自己学習します。これができるメンバーが
他を抜いて成長してくれる人ですね。
逆に他人事だと思って、「あ～あ、詰められてる。かわい
そうに。自分へじゃなくてよかった」と聞き流しているメ
ンバーは成長しませんよね…。
この３つに、もうひとつ、NGな質問があります。
「おい、どうなってるんだ＃」「いつになったら、できる
ようになるんだ？＃」。質問という形式を借りた、詰問・
叱責ですね。
聞いていますが、上司の目的は、聞くことよりも怒ること
のほうにある。これはいただけません。
冒頭の読売新聞オンラインの記事に、「ゆるい」職場への
若手の危機感という話がありましたが、厳しいと怒るは、
別物。
ミスを犯したときにはしっかり叱らなければなりませんが、
（愛をもって）「指導」しているのか、そうでないのかは
逆に上司に厳しく問われます。
くしくもパワハラリスク時代となって、なかなか叱る、指
導するということに躊躇しがちないまですから、そういう
意味でも「質の高い質問」を効果的に使うことは、上司の
必須技術となっていることは、間違いありません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 経営者JP通信
経営者JP社員の人柄の良さ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます。
経営者JPの広報の内藤です。
私は11月末で経営者JPを卒業。昨日最終出社日を迎えま
した。
新卒第2期生として入社し、約3年と半年。
メルマガ会員のみなさまにも、編集後記や今期からは経
営者JP通信にてお世話になりました。
卒業するとなって1番感じたところが、
経営者JP社員の人柄の良さです。
卒業を決めたときにも、キャリアについて一緒に真剣に
考えてくれた、社長や上司。
新天地について、深くきいてくださり母のように助言く
ださる先輩。
たくさんの感謝をお伝えいただき、暖かく応援してくれ
る先輩。
いつでも帰ってきてねといってくれる先輩。
たくさんの引き継ぎがありながらも、
笑顔で暖かく引き継ぎをしてくれる後輩。
他愛ない話でたくさん話しかけてくれる後輩…
新卒時社員の人柄が決めてとなり、入社した経営者JPで
したが、やはり最後の最後までそれを強く感じた期間で
した。
本当に恵まれた環境だったなと感謝です…
そしてヘッドハンターの目はやはり鋭い…！
こんな素敵な社員が経営者・幹部の方々のことを
本気で考えご支援している会社です＾＾
これからもどうぞ、経営者JPをよろしくお願いします。
ーその他今週の広報ニュースー
◎ ログミーBizにて、経営者力診断スペシャルトークライブ：
できるマネジャーは、「これ」しかやらない！
（全七回）の連載がはじまりました！
【第二回】
経営者の方必見の内容となっております！
”メンバーの「納得」と「主体性」を引き出す
一人ひとりが積極的に動く組織に共通する「巻き込み方」”
【第三回】
”「メンバーのために…」の意識が、リーダーの“軍曹化”を招く
部下から共感を得られるマネジャーの方針の示し方”
【第四回】
”ほとんどの仕事上の失敗は「将来への投資」になる
メンバーに任せられないリーダーに必要な「70点主義」”
【第四回】
”短期だけでなく、長期で結果を残す「強いチーム」を作るには？
ドラッカーも指摘した「これからのリーダー」に求められる能力”
【第五回】
”メンバーが「自然に話せる1on1」になるまでの3ステップ
「何かないの？」「いや、特に…」の警戒を緩める方法”
【第六回】
”できるメンバーはすでに「エージェント登録」をしている
有望な部下の離職を防ぐ「will・can・must」
【第七回】
”論理的思考ができ、決断力もあるのに「判断を間違える」ワケ
結果的に正しい選択をするための「重要因子」”
◎ITmedia エグゼクティブに、代表井上のコラムが掲載されました！
今回は、
”第7回：その「1on1」、間違ってませんか？
はやりのHR施策が的を外しているケース”
についてです！
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▼ 編集後記
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おはようございます。編集部の中村です。
10月の終わりに秋が感じられたかと思ったのもつかの
間 、急に真冬のような寒さが到来・・・涙
秋頃に着るライトアウターが活躍することはなく、、
いきなり冬物のコート類に・・・
というケースがここ数年増えてきました・・・各自の
寒暖差対策が重要ですね・・・
来週はハロウィン！今年はコロナ以降一番盛り上がる
のではないかとメディアでも言われていますが実際は
どうなんでしょうか？ちなみに、うちの子供はハロウ
ィンが大好きで、、１年中YouTubeでハロウィンのア
ニメばかり見ています・・・数ヶ月前から衣装も数着
用意してチャコランタンにはおもちゃのお菓子を入れ
て常に持ち歩いています。笑
幼児のイベントとしては可愛らしいのですが、いつか
ら日本は大人がハロウィンに対して盛り上がる国にな
ったのか・・・（特に渋谷・・・）なんだか不思議で
ございます・・・^^;
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