2021.10.19
VOL.969 広大発ベンチャー。経験と対人能力が研究の出口をつくる。
エグゼクティブの条件 Vol.969
~今日から使える実践スキル~
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おはようございます、経営者JPの井上です。
季節外れの暑さが続いていましたが、ここへきて一転
急に寒さが増して11月下旬の気温だとか。
秋というより一足飛びに晩秋の雰囲気になりそうな感
じですが^^、食欲、スポーツ、読書の秋。自分を豊か
にする自己投資のシーズンが秋には似合いますね。
自分を高める秋のテーマとして、ぜひ5~10分、ご自身
のマネジメント力を棚卸ししてみてはいかがでしょう?
10/1にリリースしまして、早速多方面からお問合せと
受検を頂いている「経営者力診断」。無料で受検頂けま
すので、ぜひご活用ください!
▼あなたの経営者力を測る「経営者力診断」
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▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
▼ 日本全国注目社長!
プラチナバイオ株式会社 奥原 啓輔氏
▼ 編集後記
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▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
「両利きの経営」の手前の「両利きの経営」。
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「両利きの経営」が言われて、フレーズとして定着した
感があります。
経営には<知の探索>と<知の深化>の両輪が必要だと
いうことで、前者は新規事業開発、後者は既存事業の深
堀りに当たります。
言葉は新しいですが、内容は昔から言われていたことで、
新規事業を推し進めるモードと既存事業の推進は、どう
しても力点を置くドライバーが異なり、人材配置やマネ
ジメントを一緒くたにはできないということで、僕の古
巣のリクルートでも既に80年代頃からこれに関する事業
運営について言われていましたし、ドラッカーも数十年
前に『イノベーションと企業家精神』などの主要著書で
同様のことについて述べています。
さて、この「両利きの経営」。とても重要なことですが、
その手前にも、そもそもの非常に重要な「両利きの経営」
マターがあると認識しています。
それは、「短期目標と長期目標の両にらみ」であったり、
「泥臭さと青臭さの二兎を追う」ことであったりします。
経営議論や現場事業推進議論でよく噴出するのが、「足
元の業績と、中長期的なビジョン・目標、どちらを追う
ことが大事なのか」「理想ばかり言っていて、現実を見
なくてよいのか」というようなことで、概ね、現場から
トップに対する批判~「社長はきれいごとばかり言って
いる」or「社長は目の前の売上・利益しかみていない」
~に現れることが多いと思います。
結論から言えば、この両面は、絶対に両方追わなければ
いけないものです。ここを理解していないマネジャーや
現場があると、やはり事業は伸びませんし、よい事業を
提供しながらイノベーションを起こす組織にもなりませ
ん。
<知の探索>と<知の深化>の「両利きの経営」は絶対
に必要ですが、それを成り立たせる基盤として、そもそ
も<短期目標と長期目標の両にらみ><泥臭さと青臭さ
の二兎を追う>「両利きの経営」がしっかりできている
か。改めて確認してみてもよいかもしれません。
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▼ 日本全国注目社長!
プラチナバイオ株式会社 奥原 啓輔氏
広大発ベンチャー。
経験と対人能力が研究の出口をつくる。【前編】
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その土地ならではの風土や産業などを巧みに取り入れ、
活用し、独自の成功や成長を成し遂げている日本全国の
企業。「日本全国注目社長!」では、そんなユニークな
経営で注目を集めている全国各地の経営者にお話を伺い、
そのストーリーや経営指針、戦略などを伺っていきます。
今回は、プラチナバイオ株式会社 奥原 啓輔氏にご登場
いただきました。
研究者支援をするはずが、内閣官房で知財の仕事に
私がもともと興味を持っていたのは、“生物としてのヒト
”である自分でした。ですから、脳科学などにとても興味
がありましたし、大学に入ってからはバイオの分野で研
究者になりたいと思い、大学院にも進学しました。
ただ、「研究者としてずっと食べていくのは大変そうだ
ぞ」という現実をやはり目の当たりにしてしまうわけで
す。研究者が落ち着いて研究できる職場は、実はそれほ
ど多くないんですよね。40歳を過ぎてもポスドク…年単
位の期間雇用契約を更新し続けるような立場でしか研究
が続けられない人は、当時もいまもとても多いですし。
それで研究者への道は断念したものの、大学院まで進ん
でいたので「これまで学んだ専門性を活かす道はないか
?」と考えたときに思い立ったのが、研究者を支援する
仕事に就くことでした。
ちょうどJST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)と
いう団体が私のような人間を求めているというので、応
募したら採用していただけた。それが、いまに続く大き
な転機です。
JST入構後、最初の3年は産学連携のプロジェクト支援を
担当していましたが、その後、内閣官房の首相官邸直結
の部署で、国の知的財産戦略の策定などに関わる機会に
恵まれました。
国の産業に関わるような特許や著作権をどう守っていく
か、また活用していくかということを国家レベルで検討
していく仕事です。
→続きはこちら
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▼ 編集後記
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おはようございます、編集部の佐藤です。
最近Facebookでたまたま見つけて取材させていただい
たサイボウズの山田様のイベントの話をさせていただ
きますが、2021.11.1〜2まで「サイボウズデイズ」と
いうイベントが幕張メッセであるそうです。
サイボウズの山田さんは、8月に取材させていただき、
9月に記事掲載させていただきました。
今後、最近の取材させていただいた中でも面白い取り
組みをされている企業さんをクローズアップし紹介さ
せていただきます。
イベントの話に戻りますが、記事中において「ワクワ
ク本部にしたい」という山田さん、「サイボウズデイ
ズ」というイベントではまさに、ワクワクするような
項目が並んでおりました。
イベント内のセミナーを一部紹介させていただきます。
“自分がやった方が早い”からの脱却ーメールの属人化を
なくすための仕事術ーkintoneカスタマイズ頂上決戦 「
kintone hack NIGHT」 etc
メールの属人化をなくすための仕事術については、編集
部としてもテーマとしていきたいと考えており面白い!
と一目で参加確定です。ネーミングがまず素敵ですし、
モンスターがセッションで登場するという謎に満ちた内
容が、山田さんの「ワクワクさせる」に通ずるところが
あるのかと思いました。
取材の話に戻ってしまいますが、ワクワクする企画を考
える司令塔の山田さんの日本のみならず世界における経
営者の在り方について、独自の発想を取材ではお伺いし
ておりますので、ぜひご覧ください。
▼【CxOの羅針盤】後編
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10/12~10/18新着記事
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▼10/12【日本全国注目社長!】
広大発ベンチャー。
経験と対人能力が研究の出口をつくる。【後編】
▼10/12【社長を目指す方程式】
「頼み上手・頼み下手」はココで決まる!
両者の特徴を徹底解説
▼10/13【TERRACEの本棚】
新規事業の「リアルな勝負所」を体感的に理解できる!
/『超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」』
▼10/14【TERRACEチャンネル】
コロナに負けない!
幹部・リーダーのための面接突破トレーニング
▼10/14【戦略HRBP】
リモートの時代に、
あえて「集う」ということの真意を考えてみる
▼10/14【とことん観察マーケティング】
失敗例のなぜ?はシンプル 顧客を忘れるからです
▼10/14【リーダーの仕事術】
「45歳定年制」の是非から考える
「人を活かす経営の新常識」
▼10/15【イマ、ココ、注目社長!】
「のびしろで戦う」。クリーニングの世界でDXを追求。
▼10/18【私が経営者になった日】
【ドムドムフードサービス 藤崎社長】
39歳専業主婦、「109」の店長で 仕事の面白さに目覚め、
居酒屋の女将となる。(Vol.1)
▼10/18【ドラッカー再論】
マネジメントとは、何か。
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▼ 今後開催予定のワークショップ・イベント
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▼社長のスピーチは「話し方3割・原稿7割」
元・NHKアナが伝授する
「伝わる社長のメッセージ」セミナー 【10月21日(木)18:30-20:00|zoomで開催】
元・NHKアナウンサーの松本氏に人を惹きつける
話し方をレクチャーしていただきます。
▼経営者力強化セミナー:
経営者の5つの力、13の要素を全解説 【11月11日(木)18:30-20:00|zoomで
10/1にリリースした「経営者力診断」
井上が解説します。※申込者全員に経営者力診断
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