恵比寿にオフィス開設
[2010.2]

オフィス物件探しは、当時、リンク・アンド・モチベーショングループだったリンクプレイス社の社長、佐藤浩也くんに依頼しました。
リンクプレイス社は2012年1月にMBOにて独立し、社名を「株式会社ディー・サイン」に変更しています。
佐藤くんは、井上が新卒入社したリクルートで、最初の所属部署・人材開発部で数年を共にした同期で、以来、部署、会社が変わってもずっと付き合ってきている友人でもあり、実は井上の前職、R-EX社にても、同社が拡大期にあって、当時入居していた霞が関ビル内での増床フロア移転~さらに最盛期、隣接の新霞ヶ関ビル最上階に首相官邸を真下に見下ろせる、大きなセミナースペースも保有したオフィス(当コラム読者の方で当時からご縁をいただいている方は、綺麗なオフィスのご記憶がある方も少なくないかと思います)への移転を行った際に、移転・デザイン・内装一式をお願いした仲でもありました。
「あのとき、なかなかいい商売してもらったから、今回は創業で何かと物入りなので、貸し一で頼むよ」と、あながち冗談とも言えないお願いをしました。

井上は今回の起業を決めた際に、事業構想以外に決めていたことがありました。それは「オフィスを恵比寿に置く」ことです。
経営者層を対象とする人材コンサルティング会社ですが、人材系企業というと大手町・銀座・丸の内、あるいは新宿・渋谷拠点。コンサルティングファームというと麹町・紀尾井町・半蔵門あたりの拠点イメージが強い。これらとは異なり、新しい風を業界に吹き込む印象を持てて、かつ、もちろん来客動線・社員の移動動線が優れている場所として、恵比寿を兼ねてからターゲティングしていたのです。
副次的には、井上の自宅からの通勤距離・動線もよいということがありましたが。創業者なので、それくらいの役得はあってもよかろうと(笑)。

佐藤くんと担当の方が恵比寿界隈の物件情報を見繕ってくれ、早速、可能性を感じる物件に当たりをつけ、現地物件見学に出かけました。
現オフィス界隈で3物件、現在のビルを含めて「これだな」と思えるものをその日のうちに決定。松(最も坪数が多く、最初から社員数増員後・セミナースペースも確保した物件。ただし恵比寿駅からは現オフィスよりも遠い)、竹(現オフィス)、梅(マンションオフィスで、初期投資としては最も小さく済む。ただしいわゆる2LDKマンションで、来訪のイメージと使い勝手が悪く、スタッフも4名までしか入らないので、入居しても結局すぐに移転となることが想定された。バスルームがあるのは魅力でしたが^^)の3つで、総合的に竹だろうということで現オフィスでの創業を決定した次第です。

トントンと進んだ物件選びでしたが、契約のところで大きな壁にぶち当たります。
契約条件で、井上のみならず、保証人の方からも財産証明(通帳預金の残額明細など)を提出するようにとのこと!身内はNG。
第三者に保証人になっていただくことだけでもありがたいことなのに、その人に財産証明まで出してくれとはさすがに頼めない…。
どうしたものか、これはさすがに断念か……その相談を佐藤くんにしようとしたところ、彼のほうでも本件対応を考えてくれていて、「うちの親会社が保証人になってくれるとのことだよ」と。
親会社とは、上場会社のリンクアンドモチベーション社!
創業社長の小笹さんは井上のリクルート入社の採用担当でもあり人事部門時代の上司でもあり、更に仲人でもあるのです。
ああ、ありがたい!こうして、人のご縁に恵まれて、当社は無事、現在の恵比寿駅から徒歩3分、渋谷橋角の絶好のロケーションのビルに入居することができたのでした。小笹さん、お陰様でこうして5周年を迎えることが出来ました、本当にありがとうございました!

株式会社 経営者JP オフィス

佐藤くん、リンクプレイス社からディーサイン社さんのご支援のお陰で、当社は創業期から恵まれたロケーションとファシリティで事業活動を行うことができ、その後、2012年にフロア増床を行っていまに至ります。同社は楽天さん、グリーさん、LINEさん、ソフトバンクさんなど並みいる成長企業のオフィスを手がけてこられている会社ですが、「楽天・グリーから経営者JPまで」(笑)、同社案件のバリエーションに当社が一役買っているかもしれません。

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