エグゼクティブのボス(上司)の理想と現実に関する意識調査
■「変革者型」リーダーシップのボスが最も多い39.4%!
ご自身のリーダーシップスタイルについて伺ったところ、「変革者型」との回答が最も多く39.4%。組織の方向性を示し、大胆に組織改編を行ない競争や学習を促すことで組織変革するという特徴があります。続いて「調整者型」が31.9%。これは強調や一体感を促すことで組織を牽引する特徴があります。
役職別に見てみると、経営者は「トップダウン型」が平均より多く14.3%。これは中央集権的に権力で組織を率いる特徴があります。また、課長クラスは「支援者型」が平均より多く28.6%。これは個人を支援してメンバーの能力を引き出す特徴があり、上司を見た反面教師で支援型を意識するリーダーが多いとも読み取れます。また、「変革者型」の中では幹部・役員クラス、部長クラスが平均より高い結果となっており、中間管理職層の組織の変革に対する危機意識の高さが伺えます。
■これまでの人生で、あなたが最も尊敬しているボスとその理由は?
これまでの人生で、あなたが尊敬しているボスとその理由について伺ったところ、実在する人物の中で最も多かった回答は過去一緒に働いた社長、上司でした。続いて多かったのが京セラ創業者の稲盛和夫氏、リクルート創業者の江副浩正氏、パナソニック創業者の松下幸之助氏という結果になりました。京セラの創業者でもあり、日本航空の再建を手掛けた稲盛和夫氏はまさに変革者型リーダーシップであり、組織の方向性を示し、大胆に組織改編を行ない競争や学習を促すことで組織変革した経営者と言えます。
歴史上の人物や架空人物の中での理想のボスを伺ったところ、ピ―ター・ドラッカー、坂本龍馬、織田信長といった回答が目立ちました。下記の理由の中にもあるように、今の時代にもボスとして大切な姿や言葉を残しているからこそ、いつまでも理想とされ目標にされる存在なことが読み取れます。