エグゼクティブの働き方改革、その<理想>と<現実>に関する意識調査
■ 経営者も働き方改革が必要!? 1日、11時間以上働いている経営者が4人に1人。
1日の労働時間について、理想と現実を伺ったところ、理想は「8時間」が最も多く35.0%、続いて「7時間」が19.7%、「6時間」が18.4%という結果になりました。一方で現実は「10時間」が最も多く28.8%、続いて「11時間以上」が21.7%、「8時間」が20.1%という結果になりました。働き方改革の推進について叫ばれる中、半数が10時間以上の勤務となり、まだまだ労働時間は改革の余地がありそうです。
現実の労働時間を役職別にみると「11時間以上」と回答した割合が最も高かったのは経営者で25.0%に上り、全体と比較しても高い数値に。また、部長クラスも「11時間以上」との回答が24.6%、「10時間」との回答が34.8%と1日10時間以上の勤務が半数以上という結果になりました。
【理想】 【現実】
■ 部長クラスの働き方、その理想と現実とは!?
1週間の労働日数について、理想と現実を伺ったところ、理想は「4日間」が最も多く41.4%、続いて「5日間」が37.9%、「3日間」が7.8%という結果になりました。一方で現実は「5日間」が最も多く57.0%、続いて「6日間」が23.3%、「毎日」が12.6%という結果になりました。
現実の労働日数を役職別にみると理想と現実でもっとも乖離があったのは部長クラスでした。部長クラスの回答を見てみると、理想は「4日間」という回答が52.2%と最も高かったが、現実的に4日間の労働を実現できている人は0%。現実は「5日間」との回答が65.2%、「6日間」との回答が24.6%、「毎日」との回答が5.6%と98.5%が5日間以上の労働日数となり、どの役職よりも一番高い結果となりました。
近年プレイングマネジャーも増える中で、中間管理職という立場上理想の働き方をできている方は少数になってことが明らかになりました。
また、現実は「毎日」働いているという経営者が23.7%とほかのレイヤーと比べて飛びぬけて高い結果となりました。
【理想】
【現実】
■ 理想の通勤時間は30分!だが現実は、、、
通勤時間について、理想と現実を伺ったところ、理想は「30分」が最も多く45.0%、続いて「15分」が11.3%、「移動時間なし」が9.7%という結果になりました。一方で現実は「60分以上」が最も多く35.6%、続いて「30分」が13.3%、「50分」8.4%という結果になりました。テレワークや遠隔での勤務も増える中、通勤に時間を取られている人はまだまだ多いことが明らかになりました。
■ 出社時間・退社時間は理想通り。9時出社・18時退社のエグゼクティブ多数!
出社時間について、理想と現実を伺ったところ理想は「9時」と「10時」が最も多く29.8%、続いて「8時」が21.0%と朝型を好む方がほとんどでした。現実も「9時」との回答が最も多く35.9%、続いて「8時」が30.4%、「10時」が14.9%という結果になりました。
次に退社時間について伺ったところ、理想は「17時」が最も多く27.5%、続いて「18時」が24.3%、「16時」が13.9%という結果になりました。一方で現実は「18時」が最も多く20.7%、続いて「20時」が20.4%、「19時」が19.7%という結果になりました。退社時間もほとんど理想の時間と大きな違いはなく、ご自身の決めた時間に退社しているエグゼクティブが多数を占めました。
【出社時間】
【退社時間】