REPORT

調査・研究

エグゼクティブに聞く「コロナ3年目の人脈づくり」の意識調査

2 / 2 ページ


<<アンケート調査DATA>>

 
■エグゼクティブの半数以上が、出会いの減少を実感している
「この一年を振り返り、初対面の人と会う機会に変化はありましたか?」と質問したところ、「減った」と回答した方が50.7%、「増えた」と回答した方が29.1%、「変わらない」と回答した人が20.1%という結果となりました。また、「この一年でオンラインとオフライン、どちらの出会いが多かったですか?」という質問に対して、70%以上の方が「オンライン」と回答しました。リモートワークやリモートでの出会いが浸透しているものの、出会いの機会は減少していると感じているエグゼクティブが多いようです。

 
 
■エグゼクティブはビジネススクールよりもネットワーク形成!
「人脈づくりの目的を教えてください」と質問したところ、ネットワーク形成が62.7%、商談獲得が17.2%、採用が3.0%、趣味仲間の形成が3.7%、転職が2.2%、その他が11.2%でした。エグゼクティブはビジネスと関係がない場所で人脈を作ることを重要としており、主に自己成長につながることを目的としているようです。

 
 
■エグゼクティブはビジネスと関係がない場所で人脈を作る
「外出自粛により新たな出会いのチャンスに制限がかかったことで、あなたの仕事に支障はありましたか?」と質問したところ、「あった」と回答したのは、役職が経営者の方が60.0%と最も多い結果となりました。また、それぞれの役職で「あった」と回答したのは、幹部・役員クラスが51.5%、部長クラスが45.2%、課長クラスが34.5%でした。役職が高い方ほど、外出自粛は出会いに支障があると感じているということが分かりました。

 
■回答者の100%が社外の人脈を必要としている
「仕事をしていて社外の人脈の必要性を感じますか?」と質問したところ、すべての方が「はい」と回答しました。やはり、ビジネスにおいて人脈は必要不可欠であると考えている方が圧倒的ですね。

 
■コロナ3年目、オフラインの良さはいまだ根強い
「オンラインとオフライン、どちらの方が人脈を作りやすいと感じていますか?」と質問したところ、「オフライン」と回答する方が最も多く、59.7%でした。次いで23.1%の方が、「どちらも変わらない」と回答し、17.2%の方が「オンライン」と回答しました。それぞれ理由について伺うと、以下の通りとなりました。

 
「オフライン」と回答した方のコメント
・相手の状況がより多角的にわかる。
・オンラインは、ちょっとした雑談がしにくい。
・オンラインはzoomなどで1時間話しても特に次につながることはない。
・オンラインだとビジネスには良いが、プライベートな話がしにくいため、一歩踏み込んだ関係に進み難い。
・会話していて相手の反応が理解できる。
・オンラインだと聞いてくれているのか、声が届いているのかも心配になる。
・オンラインは必要最低限の会話が多い為。こんなご時世だからこそ、対面の出会いに希少性が生まれて深い関係値が作りやすいと感じる。
・オンラインは数はこなせるが、深い親交は無理だから。
・オンラインで会う回数は増えても人脈形成までの関係性は築けない。
・年代的にオフラインでの面談が圧倒的に多く様々な人の見方が身についている為。
・同じ場所でいる時間のほうが圧倒的に親しみを醸成するスピードが高いと感じるので。

 
「どちらも変わらない」と回答した方のコメント
・手段が違うだけだと考えている。
・どちらにもメリット、デメリットがある。オンラインは距離を超えていく気軽さ。
・人脈=信頼関係構築のためにやるべき事は、仕事上オンオフ変わらないので。
・オンラインの場合、最初から連絡先がわかっているので、「次回」を設定しやすいのでは。海外の人でも画面で一応F2Fにできる。海外の場合対面でも名刺をもらえない場合もあり、対面だからと言って次につながるとは限らない。
・オフラインの会合が軒並み中止ゆえ、出会いはオンラインがメイン。人脈の作りやすさはオンラインかもしれないが、濃さの点ではオフラインにはかなわず、どちらも一長一短があって優劣はつけがたい。

 
「オンライン」と回答した方のコメント
・オフラインは表面的な把握に留まり、オンラインは直感的に人格までを含めた把握がし易いため。
・マスクをすることが多いので顔や温度感がわかりにくい。
・SNSなどを活用できる。実際にリンクトインでベトナムのIT企業からの営業(協業)のコンタクトが複数あった。Web会議で時間の制約が少なくコンタクト可能である。
・遠方の為オンラインを活用し、スムーズな面会に繋がった為。
・手軽に会えるから。
・物理的な距離がなくなったこと、対面でなくWebということ、これらによりハードルが低くなりました。

 
■経営者はFacebookを活用して人脈を広げている
「人脈づくりで最も活用しているSNSはありますか?」と質問したところ、どの役職よりも経営者が最もFacebookを活用していることが分かりました。また、経営者はほかの役職よりもSNSを使用している割合が高く、SNSツールの活用に積極的だと言えます。

 
 
 
 
■調査概要
・実施期間:2022年3月14日〜2022年4月4日
・調査対象:経営者及び人事にかかわる男女
・調査機関:経営者JPメルマガ会員:約2,000名(有効回答数134名)
・調査手法:インターネット調査

※データ利用の際は「経営者JP総研事務局・中村」までご連絡いただければ幸いです。
本調査の著作権は「株式会社経営者JP」に帰属します。

 
■株式会社 経営者JPについて
弊社は、明日の日本を担う志高き経営者・リーダーを育成・輩出するための「集い、学び、執行する最高の場」を提供すべく4事業を展開しております。
エグゼクティブサーチ事業(経営層特化の人材紹介)/コンサルティング事業(組織・人材・経営コンサルティング、講師・顧問派遣、EQコンサルティングサービス)/セミナー事業(経営者・リーダー対象セミナーの主催)/会員事業(志高きリーダーの会員組織の主催運営、コンテンツ提供・物販)

■本件に関する問い合わせ先
株式会社経営者JP 経営者JP総研担当 中村、新村 http://www.keieisha.jp/  E-mail: info@keieisha.jp

他の調査結果を見る

経営人材ニーズに関する実態調査2024

2023.12.14

経営人材ニーズに関する実態調査2024

more

エグゼクティブに聞く、「自分の強み・弱み」について調査(ライトver)

2023.10.13

エグゼクティブに聞く、「自分の強み・弱み」について調査(ライトver)

more

エグゼクティブに聞く、「リスキリングの実態」に関する意識調査

2023.09.14

エグゼクティブに聞く、「リスキリングの実態」に関する意識調査

more

ARCHIVE

お問い合わせ

データ利用についてのご相談・取材等のご依頼はお気軽にお問い合わせください。

株式会社 経営者JP
〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-16-2
VORT恵比寿Ⅱ (旧称:K&S恵比寿ビルⅡ )

お問い合わせ ・ ご相談

- 「経営者力診断®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第6566599号)
- 「経営人材度アセスメント®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第6566600号)
- 「KEIEISHA TERRACE®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第6566623号)
- 「 CxO顧問®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第6191326号)
- 「リーダーシップ3.0®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5435135号)
- 「リーダーシップ4.0®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5934148号)
- 「経営者ブートキャンプ®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5918454号)
- 「エグゼクティブ ブートキャンプ®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5934143号)
- 「マネジャー ブートキャンプ®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5934145号)
- 「リーダー ブートキャンプ®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5934149号)
- 「経営者ワークアウト®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5918455号)
- 「エグゼクティブ ワークアウト®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5934144号)
- 「マネジャー ワークアウト®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5934146号)
- 「リーダー ワークアウト®」は、株式会社 経営者JPの登録商標です
(登録番号:第5934147号)