2017/08/29
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これからのリーダーシップ、プロ経営者論
第3回
企業の中で起業家のように働く方法はある。(3/5)
- スペシャル対談
- リーダーシップ
小杉 それで言うと、古典的ですが動機付けの「X理論、Y理論」の話ですよね。現に、有名なところでは、未来工業や伊那食品などのように、社員が自律的に働き、経営者が「社員を幸せにしたい」と語っている会社があるわけですよね。そして、総じてみんな儲かっているわけです。そうすると、「うちの社員はまだまだ自律できないですよ」なんて言っている会社は、「いつになったら彼らに任せられるんですか?」という話ですよね。
結局、社員が自律できるかどうかは、コンサル出身者やМBA取得者を採っているとか、一流大学を出ているとか大学院を卒業しているという話とは何の関係もなくて、上の人間が任せるかどうかの話です。Y理論で任せるから社員は自律的に動き回ることができる。逆に、X理論で彼らを管理すると、結局はいつまでたっても言われたことしかやれない社員と会社にしてしまう。第1回でもお話しした「関係の質」から始めるべきというダニエル・キムの話も、わかりきったことなんです。わかりきったことだけれど、多くの会社でやっていないのが不思議なんですよね。
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