2020.03.26
VOL.818 世界を切り開くのは言葉である
エグゼクティブの条件 Vol.818
~今日から使える実践スキル~
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おはようございます、経営者JPの井上です。
東京五輪が1年延期の見込みとなる中、新型コロナウイルス感
染防止策がトリガーとなって、逆に前倒しで急速に進んでいる
テレワーク。
本質的な働き方改革へと繋がる部分が多く、そのところは前向
きにとらえるべきと思います。
効率的な仕事の仕方、本質的な仕事の仕方を炙りだす契機に。
「時間で働く」「出社して机に座っていることで給与を貰う」
という訳にはいかなくなりますよね。
仕事の仕方、有り方、意味・価値が最も問われるのは、中間管
理職層ではないかと感じますが、どうでしょう?
∵∵∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
▼ 私が経営者になった日
株式会社相模屋食料 代表取締役社長 鳥越淳司氏
▼ TERRACEの本棚
▼ ITmediaエグゼクティブ【経営者JP企画提供】連載
ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
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▼ 私が経営者になった日
株式会社相模屋食料 代表取締役社長 鳥越淳司氏
決まった形に寄りかかるような楽はしない。(Vol.2)
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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営
者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、
あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者で
あるという自覚や自信を持ったのでしょうか。
豆腐業界のトップメーカーとして、意欲的で新しいヒット商品
を様々に展開するだけでなく、全国各地の豆腐メーカー再建に
も注力している相模屋食料代表・鳥越氏にお話を伺いました。
●28億の売上時点で1,000億円構想。
鳥越氏は、売上28億円の時点で『売上1,000億円構想』を打ち
立てた。しかし、その数字は、現状がこうだからという具体的
な構想ではなかったという。
「ないからこそ、いいと思っていました。それが例えば100億
だったとしたら、ものすごい現実味を帯びる。100億いった次
のステップは300億なのか500億なのかとか、数字の世界で測
らなければならなくなっていきます。それには綿密な計画が見
えていないと『何を言っているんだ』という話になります。で
も、当時30億程度会社の人間が『1,000億やります』と言った
ら、もう、呆れるしかないんです(笑)。『どうやってやるん
ですか?』『いやいや、やりますよ』『ばかか!』みたいに見
られてはいましたけれども、それ以上は踏み込まれないのです」
しかし、少なくとも社員の反応は異なるものだった。
「1,000億という、よくわからないけれども、ものすごく大き
い、見えないような上のことをやろうとしているんだな、そこ
まで行くためには頑張らなきゃなっていうふうに思ってくれま
した。それは、すごく効果としては大きかったですし、私自身
がそう思っていましたので。すでに今300億を越しましたが、
最初に100億を目指していたら、多分、今頃はそこで止まって
いたと思います。」
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https://keieishaterrace.jp/article/detail/14341/
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▼ TERRACEの本棚
人は何によって自分から自分を守れるか
―辛抱強さは美徳ではない
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成功する経営者は皆、多読家。成功している経営者が注目して
いる、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは、『やりすぎの経済学-中毒・不摂生と社
会政策』です。本書の編集を手掛けられた、大阪大学出版会の
栗原佐智子氏に見どころを伺いました。
不摂生な行動はなかなかやめられないし、他人を傷つけること
もある。他人を守るためには政策もとられ、喫煙、飲酒、過食
については選択しきれない情報もあふれている。
しかし、本書で問題にしているのは「自分を傷つける」ことを
止めさせるにはどうしたらよいか、ということ。
いまこの瞬間に、座り続けるのは健康に悪いのは分かっていな
がら、こうして朝から座り続けて仕事をやめられない私もいる。
ほとんど動かないから食事を減らさなければ体重が増える、将
来の健康度は下がる可能性が高まる、でも期限を破れば迷惑の
連鎖が始まる。
この瞬間の連続は、仕事は進むし、好きだからやっているのも
本当だし、自分や家族を犠牲にしているのも本当。いろんな要
因が絡まっている。
こうした要因は行動それぞれで、人それぞれだ。しかし、本人
が困った行動を是正しようと動き出す頃には、手遅れになって
いることも多い。一体どうしたら?こうしたとき、訳者から本
書の翻訳、医療経済学におけるパターナリズムの話を聞いた。
国家が政策として食品の塩分を少しずつ減らせば、国民の健康
度は上がる、という話。
すごいじゃない、パターナリズム。と思った。そして、翻訳書
も絶対面白いに違いない、と。
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https://keieishaterrace.jp/article/detail/14371/
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▼ ITmediaエグゼクティブ【経営者JP企画提供】連載
ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
世界を切り開くのは言葉である
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ビジネス書著者の方に毎週入れ替わりながら執筆いただき、経
営者・リーダーの皆様が「明日から使える実践仕事術」をご紹
介しています。
今回は三浦崇宏氏に、最新刊『言語化力』にまつわるコラムを
ご寄稿いただきました。
ビジネスにおいて、今、数字以上に言葉が求められている。
これまでの時代は、ビジネスで重要視されていたのは、数字だ。
「モノを安くたくさんつくれば、売れる」
「よりよいサービスを提供すれば、もうかる」
「人を増やせば、売り上げもあがる」――。
昭和、平成は目標としての「数字」さえ示せば、それが指針と
なり、みんなが前に進むことができたのだ。
「世界の枠組み」「ビジネスの仕組み」がかっちり決まってい
たため、目指すべき数字だけ示せば事足りた。「今年は1億円
稼ぎましょう」「来年は2億円稼ぎましょう」それでよかった。
成長や進化のベクトルは定まっていて、あとはその「進むべき
距離」だけ考えていればよかったわけだ。
しかし今はそのベクトルが、定まっていない。時代が変化する
スピードは加速している。社会やビジネスのルールもあっとい
う間にアップデートされてしまう。
ぼくたち一人一人が、そして企業だって、どちらに行くのが正
解なのか分からない。そういう時代だ。だからこそ、どちらに
進むべきかを決めて、断言できる人間が強い。
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