2018.02.27
VOL.633 プロゴルファーの損失回避行動。
エグゼクティブの条件 Vol.633
~今日から使える実践スキル~
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おはようございます、経営者JPの井上です。
平昌オリンピックが閉幕しました。最後に高木菜那選手が女子
マススタートで金、女子カーリングが銅を獲得してくれて(感動)
晴れやかな気持ちで閉会式を迎えることができましたね!
金4、銀5、銅4の13個のメダル獲得は、
長野オリンピックの10個を大きくオンする過去最多メダル数。
惜しくも獲得ならなかった選手の皆さんも、選手陣を支えたスタ
ッフや関係者の皆さんも、本当にお疲れ様でした。多くの感動
をありがとうございました!
3月9日から始まる平昌パラリンピックでも多くの日本人選手の
活躍が期待されています。ガンバレ、ニッポン!!!!
∵∵∵∵∵∵∵∵【本日ご紹介のコンテンツ】∵∵∵∵∵∵∵∵∵
▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
▼ 上司のための、職場で扱いにくい人を動かす技術ワークショップ
▼ 編集後記
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▼ 井上和幸の連載コラム「エグゼクティブの条件」
プロゴルファーの損失回避行動。
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ちょっと興味深い話を聞きました。
プロゴルファーは、パーパットのほうがバーディパットよりも
総じて成功率が高いとのこと。
もっと言えば、パーパットとボギーパットのほうが、バーディ
パットやイーグルパットよりも成功率が高いそうです。
これは成績上位のトッププロでも下位の選手でも同じとのこと。
なぜでしょう?
この傾向は、心理学で証明されており、「損失回避行動」が
成せる技だとか。
要するに、人間は、「より損をしたくないところで集中した
行動に出る」、裏を返せば、「あまり損を感じない、感じにく
い場面では、集中の度合いが下がる」という行動をするのです。
「これを外すと、スコア表にマイナスがつく」パーパット、
「マイナスが更に拡がる」ボギーパットでは、「もうこれ以上、
損したくない」気持ちが働くのは当然と言いますか、分かりま
すよね。
(かといって、イーグル、バーディが取れるパットも、絶対に
外したくない気もしますが^^;)
ということで、プロゴルファーにおいても、こうした人間の
心理学的側面が行動に現れるというのは、非常に興味深いです。
話はここで終わらず、で。
パー、バーディという「ひとつの局面」では一見正しい行動に
見えますが、しかしゴルフは18ホールを回った総合スコア、
プロツアーであればその18ホールを4日間回った最終的な総
スコアによって、勝ち負けが決まる訳ですから、1ホールでの
イーグルかバーディか、パ―かボギーかで「損失回避行動」に
左右されるというのは、よくよく考えてみますと、あまり合理
的判断ではない。そう思いませんか。
ここが人間が「不合理」と言われる所以で、我々は、実は平時
においても、こうした<わかりやすい、損する局面、得する局
面>で行動を左右されてしまっている訳ですけれども、このと
ころを頭でしっかり理解し、パーでもイーグルでも、同じ集中
度でしっかり臨む姿勢を保つことができれば、おそらくは心理
に左右されている状況よりも、少しでも良い結果を臨むことが
できそうです。
これ、目標達成状況などでの行動変化でも、おそらくまったく
同じことが言えそうです。
自分の「楽観」と「悲観」、ちょっと気を付けて、見てみて、
対応を変えてみることで、もしかしたら、もっと良い結果に
ミートできるかもしれません。
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▼ 上司のための、職場で扱いにくい人を動かす技術ワークショップ
3月23日(金)講義 18:00-20:00 懇親会 20:00-21:30
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昨年より大好評いただき、月1ペースで開催している当社主催の
ワークショップ。
今回はダイヤモンド・オンラインの連載「組織の病気~成長を止
める真犯人」も大人気!『「一体感」が会社を潰す』(PHPビジ
ネス書)『社長が〝将来〟役員にしたい人』(日本能率協会マネ
ジメントセンター)等の著者でもあるプリンシプル・コンサルテ
ィング・グループ株式会社 代表取締役の秋山進さんを講師とし
てお招きしました。
当日は実際に参加された皆様の仕事タイプを診断します。
・想像力ゆたかで、いいアイデアを出せるけれど、実現がヘタ
・PDCAは完璧で、実現能力は高いけれど、
は避ける
・時流やトレンドの変化を見事に解析してくれるけれど、
「で、どうすんだ」に欠けがち
・物知りで、世界の潮流などを教えてくれるけれど、行動が苦手
など、思わず顔が浮かぶタイプ分類をもとに、チームワークのコ
ツから適正職業なども踏まえて丁寧に解説していただきます。
自分自身の理解が深まると、強みの伸ばし方、弱みの補強の方向
性がわかります。
さらに、「苦手な人」・「できない人」とも仕事ができるように
なります。
新年度も目前です、人間力・マネジメント力・リーダーシップ力
UPを図るため、ぜひこの機会をお見逃しなくご活用ください!
【参加者特典!】
本ワークショップご参加者、先着20名の皆様に秋山進氏の最新刊
『職場の「やりづらい人」を動かす技術』(KADOKAWA)
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↓プログラム詳細・お申込みはこちらから
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▼ 編集後記
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はじめまして。4月から新卒として入社いたします、相馬です。
今後、編集に携わらせて頂くと思いますので、どうぞよろしくお
願いいたします。
現在は入社前アルバイトとして、会社に出入りしております。
質問攻めをはじめ、周りの方々には様々なご迷惑をおかけしてい
ると思うのですが、快く対応して頂けるので毎回ありがたく思っ
ております。
個人的な話になってしまうのですが、私は以前から電話というも
のが苦手です…
しかし新人は電話を積極的に取るのが務め。
毎回少しの不安を抱えながら受話器を取るのですが、名前を聞き
取れないこともございます。
そんな私にも、電話の向こうにいらっしゃる皆様は優しく復唱し
て下さるので心の中でそっと優しさに感激しております。
最近は前より電話が怖くなくなりました。
皆様、ありがとうございます!
まだまだ未熟者ですが、今後ともよろしくお願いいたします。