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プロフェッショナル・リレー・コラム
第9回 短期集中連載『リーダーシップ3.0、始動!!パートⅠ』小杉俊哉さん  2011年08月25日

 

リーダーシップ3.0®セミナーの開催に際して

多くの企業のリーダーシップ開発、次世代リーダー育成のお手伝いをしてきて個々数年感じるのが、「リーダー」達が押し並べて元気がなく、自信を失っているということです。それが、主任、課長クラスならまだしも、取締役、執行役員クラスであっても、です。

理由には、経済環境や、企業業績の影響も多分にあるとは思います。しかし、それ以上に、自らのリーダーシップ•イメージが持てていないことに因ると見ています。すなわち、自らがリーダーとして活躍しているイメージが持てないのです。それは、すなわち自らのキャリア•ビジョンを持てていないということです。リーダーシップ開発や次世代リーダー育成研修であれば、基本的には選抜され、今後を嘱望されている人が受講している筈なのですが、これでは企業としても危機的な状況です。

成果主義がほとんどの日本企業でも一般的になり、かつてのようないわゆる「管理職」が消滅し、例えば部長であってもプレーヤーとして自ら成果を出すことに汲々としています。そうすると、部長としては部下達および彼らの業績を「管理」することが精一杯です。自らの肩書きに求められたタスクをこなす、部長=マネジャーとして日々の仕事をこなすことが精一杯です。

もとより、リーダーは役職とは何の関係もないですし、現場の一人一人がリーダーシップを発揮しなければ、この時代に企業が価値を生み、イノベーションを起こすことは不可能でしょう。そのリーダーシップ、を正しく理解し、実践している企業人は残念ながら非常に少ないと言わざるを得ません。多くはマネジメントとリーダーシップを混同していますし、また、こうあるべきというリーダーにとらわれており自らを作ってしまうため、結果リーダーシップが発揮できていません。リーダーシップは時代により、環境により変化すると考えられますが、特に今の時代に求められるリーダーシップは、ビルド•アップすることではなく、自分自身を開放することです。そうでなければ、これだけインターネットが発達し、瞬時に情報が飛び交う時代に、リーダーシップの本質である、「信頼」をフォロワー達と築くことはできないのです。

他国、特にアジア諸国の活き活きと活躍する多くのリーダー達を見るにつけ、果たしてこれで日本企業の明日は大丈夫なのだろうか?と強い危機感を感じています。そして特定の企業に対するリーダー育成では非常に機会が限られるので、もっと広く意欲ある個人に自らのリーダーシップを醸成する機会を提供したい、そんな思いから居ても立ってもいられず我々は、このリーダーシップ3.0®セミナー、そして実際の養成の場となるワークショップを始めました。

どうか一人でも多くの有志が参集していただき、リーダーシップを発揮していただきたいと強く願っています。

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