
プロフェッショナルリーダーの教科書
時代は本物のリーダーを求めている。5人の経営のプロが自らの経験から導き出した、危機を乗り越え、勝ち続けるための鉄則
「学んだことがそのまま実業に生きる。これが経営者ブートキャンプの醍醐味です」(受講者の声より)
経営者JPで開講中の「経営者ブートキャンプ」(6ヵ月コース、現在第3期)は厳しい経営環境でも勝ち続ける成長戦略を立案できるようになりたい、経営体質を改善したいなど、現状に危機感を抱き、変革・創造の意欲にあふれる経営者・幹部が多く参加しています。この講座に注目した東洋経済新報社より、講義を元にしたリーダーのための実務書を世に出したいとの話があり、この度、『プロフェッショナルリーダーの教科書 危機を乗り越え、勝ち続けるための鉄則』が刊行されました。
本書は、今後10年を勝ち抜くために経営者やリーダーはどうあるべきか、何をすべきかについて書いた本です。単なる理論や精神論ではなく、5人の講師が、経営者としての実体験にもとづいた、現場で役立つスキルやマインド、戦略、知恵を解説します。特に次のような、経営者やリーダーなら誰もが知りたい、結果を出すための実践的なノウハウを具体的に紹介しています。
リーダーとして就任したらまず何をすべきか?
部下といかにコミュニケーションをとればいいか?
業績向上のためにどのような戦略をとるべきか?
成果を出すには戦略をどのように実行させればいいか?
実際の経営の現場には、数々の困難が待ち受けています。
リーダーとしての権威を獲得できない
会社の問題点が把握できない
社員とコミュニケーションがとれない
組織の人間関係の問題を解決できない
業績が上がらない
部下のマネジメントが上手くいかない
企業改革が進まない
経営にスピード感が出ない
経営者やリーダーになるとこのような問題に直面するということを知っておけば、実際の現場での腹の据わり具合が違います。わたしたちが目指していることの1つが、こうした学習効果です。
どのようにすれば、プロフェッショナルリーダーになれるのか?
どのようにすれば、今後の10年、20年を勝ち抜く経営者になれるのか?
各講義を担当するのは「経営者ブートキャンプ」で熱弁をふるう5人の講師陣です。山田修氏は、6社を経営しそのすべてを再生させた再生請負プロ経営者。新将命氏は、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど外資各社で成功を収めてきた伝説の外資トップです。池本克之氏は、数々の上場請負実績がある経営プロコーチ。福田秀人氏は、自身も企業再生の経験のあるランチェスター戦略のオーソリティです。わたし、井上和幸は、6000人以上のエグゼクティブとかかわってきた人材コンサルタントで、2000年から2009年の10年間で2社のベンチャーステージにある企業の経営にも携わり、現在は自社を起業しています。
いま時代は、本物のリーダーを求めている
いま時代は、本物のリーダーを求めています。教科書的な戦略では、難局を好転させることも、今後10年、20年と勝ち抜いていくことも難しいでしょう。
経営の実務家5人が自らの経験から導き出した、経営者やリーダーなら誰もが知りたい、結果を出すための経営ノウハウを具体的に解説する実践講義の本書が、いま、このタイミングで刊行されることには意味があると感じております。
皆様に、そのエッセンスを学んで頂くのに、本書のインデックスからポイントの一部を紹介します。
成長戦略/経営者が本気になれば会社は必ず復活する
・抵抗勢力の幹部は解任しろ! ~ オーソリティ(権威)の確立を図る
・重要顧客に経営資源を集中しろ! ~ ビジネス効率を最大化する
・顧客の最大不満を見つけ出せ! ~ 極め打ち戦略で重大課題を発見する
・妥協せずに意志を貫け! ~ 極め打ち戦略を実現させる
組織戦略/権威と人望で人を動かす
・聴き、関与させ、決め、任せ、ほめ、叱る ~ 人財を増やす新流マネジメント
・スキルとマインドを磨きなさい ~ リーダーに部下の人気は必要ない
・いまどこだ、どうなりたい、どうやる、どうなった? ~ 経営者の能力が分かる4つの質問
・人は感情で動くことを忘れない~ 経営学とはしょせん人間学である
マーケティング戦略/早く賢く成功するための10の質問
・誰と仕事をしているか? ~ 自分の求める人材を見抜く
・他の人を道具として見ていないか? ~ 社内の人間関係を見直す
・意思決定の速い会議をしているか? ~ 社員全員を巻き込んで能力を引き出す
・商品やマーケットを簡単に手放していないか? ~ 変化しつつ継続する
競争戦略/つぶされない会社のつくり方
・やるべきことをすべてやる ~ 価格競争に果敢に挑み、高収益を確保
・どんな小さな問題もおろそかにしない ~ 社内で対立してもあらゆるリスクと戦う
・エージェント問題の脅威と対決する ~ 社員のほうがより多くの情報をもっている
・できる取り組みから始める ~ 決定的倒産要因はいますぐ排除する
リーダー論/プロフェッショナルリーダーの条件
・リーダー人材の転職は35歳からが本番 ~ 自己ミッションを設定する
・社内で出世するほど売れない人材になる ~ 競合他社が欲しがる能力を磨く
・経営者力を高める5つの要素 ~ 社外価値をアップする方程式
・その日に備え、虎視眈々と自分を磨く ~ 転換期はむしろ大きなチャンスである
いまは、東日本を襲った大震災も1つの重要な転換期の出来事ととらえたうえで、次の時代に向かい、価値観を入れ替えるべき大変化のとき。歴史的・文明レベルの転換期と言えるでしょう。見方を変えれば、わたしたちは、未来への飛躍のときをうかがって、自分への投資・蓄えを行える絶好のタイミングだと言えます。
これまでのやり方が通用しなくなり、まったく新しい価値観や仕組みが求められているということではとても大変なときですが、逆にこれ以上ない大きなチャンスなのです。
なぜなら、上にどっかりと居座っている人たちの下で甘んじることがなくなるかもしれません。自分をしっかりと磨きながら世の中の流れに自分なりに目を凝らしていれば、チャンスは必ず訪れます。
本書の中で紹介していますが、リーダーを求めている会社はそもそもたくさんあります。さらに、これからの新しい時代に立ち向かうために、また足元の厳しい事業環境を乗り越えるために、どの会社でも、優秀な経営者だけでなく、優秀な部長や課長が欲しいのです。
わたしは全員が社長を目指す必要はまったくないと思っています。一方で、より主体的な仕事ができるようになり、自己実現をし、満足できる収入を得て家族を守っていくためには、プロフェッショナルリーダーを目指すべきではないでしょうか。
プロフェッショナルリーダーを目指すみなさんの力で、難局を乗り越え、豊かで力強い日本を築いていきましょう。本書に登場する、数々の修羅場をくぐってきた講師陣の言葉が、日本の経営者やリーダーに活力を取り戻す一助となればと願っております。