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山田修の「経営者ブートキャンプ」実録日記
第9回 「極め打ち戦略」とは?  2010年08月30日

8月7日(土)第4講の他のセッションについて振り返る。

「課題図書報告」クラス討議=60分
「極め打ち戦略」山田主任講師講義=60分
「リーダーの条件」新将命(あたらしまさみ)特別講師講義=120分

「課題図書の報告」で今回指定していたのが『最前線のリーダーシップ』(ハイフェッツとリンスキー共著、ファーストプレス)。重要な2,4,5の各章を先月指名した3名が各10分報告し他の参加者の意見を募る(各10分)。一人20分が3回というわけだ。このセッションでは講師は計時のみ。


セッションの最後で、本書を課題として選んだ意図を私が解説。

「リーダーシップについて漠然と思われているのは、クリアな意図や目標を掲げてそれを熱く語り先頭に立って進めば皆がついてくる、などというような単純な図式だ。しかし、ここにいるのは経営者の皆さんで、実際はそんな単純なモデルでないことをいやというほど体験してきた。本書で指定した各章は、リーダーは足をすくわれるとか裏切られるとか、反対者をどうまきこむか、一直線に目標を実現しない場合など、現実的な対応策に多く触れているところがユニークで、皆さんの参考になったはずだ」。

新(あたらし)特別講師の「リーダーの条件」特別講義と相まって、今月のテーマはつまり「リーダーシップ」というわけだった。もちろんそのようにプログラム設計したのである。

新特別講師の講義は、リーダーの資質を「マインド」と「スキル」に二大別して、それぞれの構成要素を解説してくれたもの。

何せ、一昨年は『リーダーの教科書』(ランダムハウス講談社)、昨年は『経営の教科書』(ダイヤモンド社)を著し、世に多数の新(あたらし)信者まで生んでいる「伝説のカリスマ外資経営者」である。クラスに提供された「説得」と「納得」のレベルはとても高く、経営者である受講者の皆さんに重く響いた2時間となった。

今回、講義の形で私が行ったのは、「極め打ち戦略」と題する60分。第1回から必ず私の「戦略論」講義があるわけだが、その構成は次のようなものとなっている。
 

第1講:「成長戦略」「戦略の作り方」
第2講:「組織戦略」
第3講:「モチベーションの高め方と意思決定の実際」
第4講:「極め打ち戦略」(今回) 
第5講:「オペレーション戦略」

各セッションでの講義は、私が実際に体験した経営事例から入り、それを一般化する形でセオリーとして解説している。「事象から要素へ」という「論理演繹」を示しているわけだ。本人の実例から入るので説得力があり、参加者の質問に対しても当事者本人である私が解説できるという、経営戦略論としては通常ありえない講義内容としている。

とある社会人経営大学院で教授をしている友人が助言してくれたことがある。

「山田さん、受講者がそのような構成ならケーススタディをやるのがよいですよ」

ご心配無用、他の会社の経営事例を持ってこなくとも当方は自分事例を十分持っている。

続く
(次稿では、第5講について書く)

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