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山田修氏の「社長のための自分を“ぐんと伸ばす”勉強法ガイド」未分類
社長のための自分を“ぐんと伸ばす”勉強法ガイド―第3回  2011年12月26日

社長のための自分を“ぐんと伸ばす”勉強法ガイド―第3回

志ある経営者の梁山泊、「経営者ブートキャンプ」

 

このように、主要な「社長の勉強法」には限界もある。従業員や管理職には種々の研修プログラムがあるのだが、社長・経営者となると組織の中でもとりわけ特殊な存在であるため、適当で有効な方法論がないのが現状だった。

そうした現状を踏まえて、私は二年前から「経営者ブートキャンプ」を主宰、指導している。どのようなものか、参考までに特長を記しておこう。

・月次で一回、土曜日全日、六回(半年)で終了。「戦略カードとシナリオ・ライティング」で実際に自社の経営戦略を立てて、最終回に発表してもらう。経営者が実際に経営戦略を立ててみる指導法を取るプログラムは他にないものである。

・戦略立案の途中で、三回にわたり小グループ討議があり、他の参加経営者からの助言を受ける。相互展開のグループ討議により、全員が他社実事例から学べる。

・筆者が主任講師として各回、「競争戦略」、「組織戦略」、「リーダーシップ」、「オペレーション戦略」、「プレゼンテーション」などを講じる。

・実績ある講師陣。特別講師がそれぞれ二時間枠を教える。小グループ討議指導に参画する特別講師の方もいる。特別講師は第五期を例にとると、次の方々が務めてくださっている。

新(あたらし)将命(まさみ)氏(伝説の外資企業カリスマ経営者)/村上憲郎氏(元グーグル社長)/池本克之氏(ドクター・シー・ラボなど二社を上場させる)/出口治明氏(ライフネット生命保険社長)/井上和幸氏(日本一の社長ヘッドハンター)

・毎回、課題図書が出され、経営書を体系的に学習できる。

・少人数(一〇〜一二名)で開催するので、参加経営者同士の親密度が高くなる。毎六回、講義のあと、自由参加の懇親会を設けている。経営者同士の外部ネットワーキングとして、卒業後も機能。参加者同士で実ビジネスも活発に発生している。

・参加者は、経営者・幹部。教える方も全員現・元経営者(それも著名経営者ばかり)で、「経営者の梁山泊」という様相のプログラムとなっている。

 

以上のような特長に磨きをかけ、第四期までを順調に開催してきた。参加者の満足度は非常に高い。たとえば第二期の参加者は一人を除き全員が継続受講を望み、致し方なく、ここから継続受講の人数枠を設けたほどだ。

どのような人たちが参加しているかというと、創業経営者、大企業の事業部長クラス、外資系企業の社長、コンサルタントなど。年齢は上が七十代から、下は二十代の創業社長まで幅広いが、中心は三十代、四十代である。規模的には中小・中堅が過半。「経営の勉強を続けたい」と国内外のMBA保有経営者も毎回数名参加する。もちろん学歴など関係なく、意欲と志のある経営者を歓迎しており、事実、集まってくれている。

課題図書を読み、書式指定・一ページ限定の感想文の提出を求めたり、戦略カードのカード出しを宿題にしたりと、作業もかなり多いが、皆さん喜々としてこなしている。学期の最初と最後で、経営者としての自覚や技量が明らかに上がる参加者の変化を目の当たりにできることも大きい。起業前に「創業のヒント出し」のつもりで参加した受講生は、「戦略の策定と発表」を契機に思い切ってビジネスを始めてしまい、成功裡な滑り出しを見せている。このように、セオリーだけでない、実践・実効の学びの場が「経営者ブートキャンプ」なのである。

 

続く

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